中世の城塞を訪ねて その5 〜ヴィルモンテ城〜 [リムザン地方]
パリ→スイヤック(Souillac)(列車で約5時間)
スイヤック→城(約37キロ 車で約44分)
長方形の住居用建物の回りを円柱の塔が囲んでいます。
中に螺旋階段がある塔もあります。
photo by Mjoubert (from wikipedia)
中世初期、商人たちは、ここから約15キロほど西にあるアアン(Ahun)に荷物を運ぶためにクルーズ川渓谷の道を通っていました。ちょうど通り道に当たるこの地方の領主は、この商人たちから通行税を徴収していました。そして、この城塞ができたことでさらに管理しやすくなったそうです。
これは15世紀末期の城ですが、入り口にある2つの小塔に13世紀の名残が認められるそうです。
現在の所有者は城を住まいとして使っていますが、壁や祭壇などあちこちに中世のものが残されています。また、部屋の装飾として使われていたタピスリーや、城の古い土地台帳もあります。この台帳の中には1481年のものもあるそうですから大変貴重な資料です。
映像は→こちら
この城は、1888年に売却されてから数年は農場の倉庫になっていたこともあるそうですが、1946年に国の歴史的建造物に指定されます。1982年に現在の所有者になってから一般に公開されるようになり、少しずつ修復され調度品が揃えられるようになったそうです。
こういうお城は、購入額は思ったほどは高くないようですが、修復と維持にかなりの費用がかかるようです。国の補助や見学者からの入場料などで費用を工面しながら、少しずつ修復するというのが現状のようです。
23150 Villemonteix
Tel&Fax: 33 (0) 5 55 62 33 92
オープン:復活祭~11月1日 毎日10:00~12:00、12:00~19:00
料金:€6.50
「今日、駐車代0.80ユーロをカードで払おうとしたら1ユーロ以上でないとダメだという。しかたがないから銀行にお金を引き出しに行って戻ったら、駐車代が1.50ユーロになっていた」
VDM (Vie de merde)より
知人が、ATMから出て来たら駐禁のステッカーを貼られてて><;
15000円罰金とられたことがあります(苦笑)。
by orange (2010-08-25 08:36)
そんな不運もあるんですねえ。お気の毒。
by carotte (2010-08-25 22:56)
carotteさん、こんにちは。
映像で、いきなりシャロレー牛がでてきましたね。フランスではとてもポピュラーなシャロレー牛ですが、日本は(BSE発生国の)フランスからの牛肉輸入を停止したままなので、日本でシャロレー牛を食べることはできませんね。
by wattana (2010-08-26 17:49)
wattanaさん
確かに牛が出てきました。が、しかし、シャロレー牛とは気づきませんでした。私はまだまだ修行が足りませんね。ヾ(_ _。)ハンセイ…
脂肪が少なく赤身の多い肉なので、日本ではそれほど需要がなさそうですよね。そうなると輸入停止でも大きな問題になっていないのかも。
by carotte (2010-08-26 21:07)
carotteさん、おはようございます。
映像ではシャロレーが出たのはほんの一瞬でした。
フランスから牛肉が輸入できなくても、日本は困ってはいませんね。ただ、フランス産食材にこだわるフランス料理店にとって(少数派ですが)は、フランス産牛肉(特に仔牛肉)、さらに牛肉同様に輸入停止中のフランス産羊肉(特に仔羊肉)があれば使いたいと思っているはずです。
by wattana (2010-08-27 05:49)
wattanaさん
そう言われると、子羊肉はニュージーランド産ばかりが目につきますね。フランス料理のお店でも、フランス産の子羊肉は使えないということですね。
by carotte (2010-08-27 21:35)
carotteさん、子羊肉はニュージランド産またはオーストラリア産が多いですね。ただ、量は非常に少ないですが、BSE未発生国で羊肉の輸入が停止となっていないアイスランド、ノルウェーから子羊が輸入されているようです。
by wattana (2010-08-28 07:45)
wattanaさん
日本はあちこちから輸入してるんですね。アイスランドやノルウェーからも輸入しているとは想像もしていませんでした。
by carotte (2010-08-28 18:18)