ピレネー山脈近郊の料理 その2 〜ピスタッシュ・リュショネーズ〜 [フランスの郷土料理]
ビリエールの人口はわずかに12人。しかし、こんな片田舎でもGoogleアースのストリートビューで、お店“Ferme d'Espiau”を確認することができます。
冬の間、シェフは、ここから約7キロほどのところにあるバニエール=ド=リュションの市場まで週二回買い出しにでかけます。
ピスタッシュに使う材料は、羊の首の肉、ハム、豚の皮、生のソーセージ。野菜は、タルブ産インゲン豆、にんじん、玉ねぎ、トマト(生)、にんにく、タイム、鶏ガラスープ、塩、こしょう。
まずは肉類を切っていきます。次に、羊の首肉の回りに強火で焼き色をつけたら、そこにハム、豚の皮、鴨(又はアヒル)の脂、香草を入れ、鍋をゆすりながら火を通します。フォークなどを使ってかき回してはいけないそうです。ある程度火が通ったところで野菜を入れ、鶏ガラスープを加えたら、とろ火で1時間ほど煮ます。次に、茹でて柔らかくしたインゲン豆を加え、さらに2時間煮込みます。最後に、生のソーセージの中身を入れて火が通ったらできあがり。
映像は→こちら
(2010年2月23日放送)
このお店のもう一つのおすすめ料理はグリルした肉。分厚いステーキや、牛や羊のあばら肉がこんがり焼けて、見るからに美味しそうです。お肉にトロリととろけそうになったフォアグラを載せて食べている人もいました。
最後にはおいしそうなデザートも出て来ました。最初のが、苔桃のタルト、二つ目はショコラとフランボワーズ。
こんな田舎のお店にこれだけの人がやって来て食べているということは、美味しいお料理を出してくれるところかもしれません。お店のサイトをみると宿泊施設もあります。サイトは→こちら(フランス語のみ)
「私はパリでバスの運転手をしています。今日、羊を連れたお客がバスに乗り込んできました。そこで私は、膝にのせて抱けない動物はダメだと言いました。するとその客は、羊を膝にのせたのです。羊は「メェ〜」と鳴き始めました」
みなさん楽しそうにお食事をされていますね。
本当に味を楽しんでいるという感じがします。
やはり豪快な骨付きの煮込み料理ですね。
デザートがとても美味しそうでした^^
by orange (2010-10-06 00:03)
orangeさん
肉食の醍醐味を見させてもらったって感じですね。
やはり肉はあれくらい分厚く、大きくないといけません^0^
デザートも美味しそうでした。見るだけじゃなく食べてみたいものです。
by carotte (2010-10-06 18:29)
carotteさん、映像にでてきた女性のお皿にのっていた料理の量、フランスだなぁ~と思いました。日本の一般的なフランス料理店で提供される料理(少量でお皿の数が多い懐石風)がフランス料理だと思っていると、びっくりするでしょうね。
by wattana (2010-10-08 22:16)
wattanaさん、おはようございます。
懐石風のフランス料理は日本の影響ですね。
一般的にあちらの料理の量はやはり多いですね。日本人は残してはいけない!と頭に擦り込まれているから、ついつい食べてしまうのですが、それをやってしまうとデザートが入らなくなります ><;
by carotte (2010-10-09 08:14)
人口12人の村!ということは村の外からわざわざ来るお客さんを狙っているということで、相当料理に自信がないとできないですね。映像を見てると厨房にはスタッフもいるようですから普段から繁盛しているみたいですし。辺鄙な場所に店を構えて、「わざわざ足を延ばして来た」というお客の側の心理的効果も演出しているのかもしれません(笑)。
by opas10 (2010-10-09 13:01)
opas10さん
私もちょっと驚きました。ストリートビューで見ると、ほんとに山の中の村なんです。なんでこんなところに?って思います。
お客さんが皆おいしそうに食べてますから、やっぱり美味しい料理をだしているんでしょう。この近辺の大きな町までは7キロくらいですから車ならあっという間かもしれません。
by carotte (2010-10-09 18:57)