パリのビストロ巡り その1 〜 パリ11区 〜 [パリ]
主な欧州の国は、3月27日の日曜日から夏時間になりました。フランスとの時差は、これから10月末までは7時間。
フランス人が何の役にも立たないと言うこのシステム。電気不足の日本ではどうなんだろうと頭をよぎります。太陽の明かりで仕事を済ませれば電気も節約できそうな、と思わなくもありません。
さて、今日から新しいシリーズを始めます。いつものように5回シリーズです。毎回、わいわいがやがやおしゃべりしながら気楽に美味しいフランス料理が楽しめるお店を紹介します。第一回目は、パリ11区にあるビストロ。
お店Bistrot Paul Bert(18 rue Paul Bert)は、バスティーユのオペラ座から1キロほどのところにあります。
ブルジョワとボヘミアン。おしゃれだけど庶民的。ここは対称的なものの混在する界隈。
いつものようにシェフは食材を求めてアリーグル市場に向かいます。何年も前から付き合いのあるお肉屋さんで牛肉を入手。この肉屋さん、適度に熟成させたお肉を売っているそうです。
今日の料理はポ=ト=フー。使う牛肉の部位は三種類(肩、バラ、すね)。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
お湯の中に肉を入れ、出汁を取るための香りの野菜を加え煮込みます。火が通った所で肉を引き上げ、出来たスープで具の野菜を煮込みます。
お店は午後12時半頃に開店。キッチンはシェフが、フロアーはオーナーが取り仕切ります。
食前に、この店特製のテリーヌでワインを一杯。赤毛のマダムがおいしそうに食べているポーチドエッグののった料理はなんでしょう???
定食は2種類あって16.50€と34€。
牛のはらみ肉のエシャロット添え、超柔らかペッパーステーキ、ミルク豚の干し杏添え、あばら肉のローストとポテトフライ。そして、さきほどシェフが作ってくれたポ=ト=フー。
2時間あまりキッチンの炎と戦っていたシェフは、パティシエにバトンタッチ。デザートはどれも見覚えのあるものばかり。
パリ・ブレスト、ババオロム、スフレ。
このお店では4月4日にチャリティの夕食会を開くそうです。集まった募金は赤十字を通じて、津波で被害にあった日本の子供たちに送られるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、うちで集まりがあった。時間が遅くなったので夕食をごちそうすることにした。食事はハンバーグのパスタ添え。すると10歳になる娘が言った。『同じものを食べたかったら、明日も明後日も来ていいよ』」
VDM (Vie de merde)より
先日、大前研一さんも言ってましたが、計画停電を防ぐ手段として、サマータイムは有効な気がします。
でも、夜更かしが増えますね。
by 島酔潜人 (2011-03-29 18:06)
島酔潜人さん
やはり皆思いますよね、夏時間。
夜更かしが増えると経済効果があったりして。
賛否両論ですね。
by carotte (2011-03-29 23:05)
carotte さん、こんにちは。
パリのビストロ、いいですね。行きたくなります。料理は肉中心? Bistrot Paul Bert はホームページがないようですが、アラカルトにはどんな料理があるか知りたいです。
by wattana (2011-03-30 18:46)
wattanaさん、こんばんは。
恐らく、フランス人が普通に食べている料理を出してくれるのだと思うのですが、全部のメニューが分かるサイトはなさそうです。フランス人はわりにケチだから、そういう人たちに人気だということは、コストパフォーマンスがいいお店なのじゃないかと思います。
by carotte (2011-03-30 20:07)
carotte さん、このお店 「Bistrot Paul Bert」も フィガロ・ブックス 「パリのビストロ」に載っていました。名物オーナー、ベルトランさんのお店の看板メニュー 「牛ほほ肉の煮込み」のレシピが載っています。
by wattana (2011-03-31 18:03)
wattanaさん
やっぱりこのお店も評判なんでしょうね。
ランチの定食で16.50€は魅力的です。
パリに行ったら一度入ってみたいと思っています
by carotte (2011-03-31 23:06)
空腹時に見てしまいました!!もう限界でっす!!何か食べないと(笑)
by opas10 (2011-04-02 15:27)
opas10さん
やっぱりそうなりますよね。
美味しいもの召し上がって下さい!
by carotte (2011-04-02 19:11)