パリのビストロ巡り その3 〜 パリ15区 〜 [パリ]
15区は、パリの中でも一番広く、その分人口も多い区域。
お店の若き料理人ギヨームさんは、「ビストロノミー(bistronomie)」派と言われています。
1990年代に、あるジャーナリストが生み出した言葉「ビストロノミー(ビストロ+ガストロノミー)」とは、比較的安価で、ごちそうや飲み物が気楽に味わえるという意味合いだそうで、この傾向は2009年頃からフランスで顕著になってきました。
となるとこのお店、リラックスした雰囲気の中、リーズナブルな額で美味しいものがたっぷり食べられるということになりそうです。ランチ定食が25€、ディナー定食が34€。
今日、ギヨームさんが作り方を披露してくれる料理は、子牛のクリーム煮(Blanquette de veau)。フランス伝統の料理です。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
使う肉は通常むね肉やバラ肉ですが、ギヨームさんはほほ肉を使います。
まず、このほほ肉と出汁用の野菜を一緒に煮込みます。その後、肉を引き上げたらクリームを加え、さらに煮込みます。
あまり脂っこくなく、少し軽めのソースに仕上げるのがここの特徴です。付け合わせの野菜は煮込まず、別に蒸し器で蒸します。
美味しい料理にお客さんも大満足。伝統的な料理を継承しつつ、そこに独自の新しさも加える。なかなか簡単ではありませんが、このお店はそれがうまくできているそうです。しっかりした味で、軽い歯触りというのが特色のようです。
デザートは、ショコラのスフレ、フルーツのサラダのミルク添え。
carotte さん、こんにちは。
このお店 「Jadis」は、フィガロ・ブックス 「パリのビストロ」(2010年10月24日発行)に、~古典を参考に、いまを感じる皿を創造~、~懐かしいのに新しい、新時代のパワーを求めるならここへ~ と、紹介されています。奥様のサラさんがホールを担当と書いてありましたが、映像には登場しませんでしたね。
by wattana (2011-03-31 17:59)
wattanaさん、こんばんは。
そんな本があるんですね。
ネットで検索をかけると日本語のブログに書いている人がかなりいるのが分かります。ここの料理はこってりしてないみたいなので、日本人の口にも合うかもしれません。
by carotte (2011-03-31 22:58)
carotte さん、おはようございます。
JADSIS の店内を映した映像を見て、思い出したことがあります。それは、どの本に書かれていたか定かではないのですが (探してみましたが、未だわかりません。たぶん食事のマナーに関する本)、日本人は会食の時に料理を分け合う (他の人が頼んだ料理の味見をする)が、フランス人は他の人の料理に手を出さないといった内容のことが書いてありました。この文章を読んだ時、すごく違和感を感じました。
JADIS で会食をしている男性たち、他の人が頼んだ料理を試しています。楽しそうに食べていますね。
その本の著者はきっと、高級レストランでしか食事をしたことがないのでしょうね。
by wattana (2011-04-02 08:24)
wattanaさん、おはようございます。
仲間や家族でわいわいやりながら食べる時は、少々行儀が悪くても、他の人の料理をつまみ食いするのは、どこの国でもありますよね。ただ、本来一人分の料理を、小皿をもらって皆で分け合って食べるというのはフランスではあまり見たことがありません。日本人にはあの一皿の量が一人分には思えない時や、一人では食べきれない時があって、分けて食べようなんてことになることが多い気がします。
by carotte (2011-04-02 09:43)
今から10数年前、ブタペストの日本語メニューのあるレストランて食べた「牛ほほ肉の垢ワイン煮込み」が猛烈に美味だったことを思い出しました。
by opas10 (2011-04-03 14:18)
opas10さん
ほほ肉の赤ワイン煮込みはよくありますね。
お肉が柔らかくて美味しそうです。脂身が少ないかもしれません。
by carotte (2011-04-03 15:18)