パリのビストロ巡り その4 〜 パリ1区 〜 [パリ]
シリーズの4回目は、パリ1区にあるビストロLescure(レスキュール)(7 rue de Mondovie)です。
1919年に開店したこのビストロは、コンコルド広場からすぐの、あまり目ただない路地を入ったところにあります。
三代目のドゥニさんの一日は、パリの卸売市場のあるランジス(Rungis)に向かうことから始まります。時間はなんと午前2時半。帰りの渋滞に巻き込まれないためだそうです。
ランジスの市場にはなんでもあります。特に魚の種類が豊富だとか。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
ドゥニさんは、もう40年以上も同じ卸商から魚を仕入れています。卸売市場がレ・アルにあった頃からの付き合いです。もちろん値段はその時々で交渉して決まります。
午前4時半、お店に戻ると、四代目の料理人で息子のローランさんが準備をして待っています。まずはコーヒーを飲んで一休み。
パリが夜から目覚めようとする頃、料理が始まります。メニューは二週間に1回、更新されるそうです。シンプルながら手のかかった料理を出してくれます。定食は24€。ワイン込み(250cc)。
今日、作り方を紹介してくれるのは、アンコウ(lotte)を使った料理。
白身の部分を一口大ほどに切り、小麦粉をまぶし、強火のフライパンでまわりをさっと炒め、弱火で10分ほど焼いたら皿に盛り、付け合わせのルタバガのピュレを添えたら、香草ディルのクリームソースをかけてできあがり。
午後12時半、最初のお客さんが来店。注文したのは、早朝にシェフが作っていたパイ皮包みのパテと黒ブダン。
一週間に2、3回来ると言うお客さんは相変わらずおいしいと嬉しそうです。
デザートは、おなじみのものばかり。なめらかでボリュームたっぷりで、出来立ての暖かさが残るデザートだそうです。
carotte さん、Lescure の営業時間は何時までなのでしょうか? 午前2時30分にRungis 卸売市場へ向かうとなると、遅くまで営業はできないですね。パリの台所、Rungis 卸売市場は、巨大な市場ですね。
by wattana (2011-04-02 08:42)
wattanaさん
ランチ:12:00~14:15 ディナー:19:00~22:15になってます。三代目も四代目も途中で仮眠するんじゃないでしょうかね。すごい働き者だなあと思うのですが、このお店、土日は完全休み。夏は約一ヶ月間、冬は1週間お休みだそうです。休みはきっちり取るみたいです。でも、こういう仕事はやはりハードですよね。
Rungisの中を見たのは今回が初めてです。面白そうですね。
by carotte (2011-04-02 10:04)
TF1の番組、どの料理も実に美味しそうな、シズル感あふれるカットで撮影していますが、唯一料理を回転させるカットがものすごくウソ臭いんですよね(笑)。
by opas10 (2011-04-03 14:26)
opas10さん
どういうわけかデザートは必ず回転撮影ですね。
上からチョコレートをかけるあたりは、やはり演出ですね。
by carotte (2011-04-03 15:22)