ボジョレー ブドウの収穫と仕込みの準備

　ボジョレー地区のブドウの収穫と仕込みが、いよいよ秒読み段階に入ったそうです。

　ジルさんの葡萄園は10ヘクタールほど。青々と茂るブドウの木の葉っぱの間から、熟し始めたブドウの実がぶら下がっています。収穫の日は間近。

　下記ウィンドウの[>]をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局TF1で2011年8月11日放送）([>]をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら）

 

　収穫と仕込みがいつになるかは、ブドウしだい。

 

　ジルさんは、一週間に２回ほどサンプルを採取して状態を確認します。糖度と酸味のバランスが一番良い時を選んで収穫の日が決定されます。

 

　この地区にある200ほどの葡萄園にとって、このサンプリングは大変重要です。

 

　収穫の日が決定され、その日がやってくれば戦闘開始！それまでに準備万端にしておかなくてはなりません。

 

　別の葡萄園では樽の準備。

 

　樽の中の去年のワインは瓶詰めにし、空いた樽を洗って今年の仕込みに使います。こうしておけば、樽が乾いてしまうことはありません。

 

　そして、収穫には人の手が必要です。こればっかりはトラクターで一気にというわけにはいきません。

 

　数週間かかるので泊まり込みで働いてもらうことになります。よって、宿泊所を準備しなくてはなりません。

 

　こんな所で皆さん寝泊まりするんですね。

 

　また、ひとたび収穫が始まれば、全員の食事も用意しなくてはなりません。一日に10キロの肉が必要になるそうです。付け合わせにはラタトゥユのような野菜料理を作るそうです。

 

　お給料はどのくらいもらえるのでしょう？

 

　ネットで調べてみたところ、雇用の形は様々で、時給の場合は１時間あたり９ユーロ前後（1100円ほど）、成果報酬なら収穫したブドウ１キロについて0.15?0.25ユーロ（18?30円）ほどだそうです。

 

　人集めは、日本のハローワークのような組織Pole emploiも協力してくれます。

 

　この地区だけで、５ヶ月間に10,000人ほどが必要になるそうです。今のところ3～4,000人が不足していますが、毎年ぎりぎりのところでなんとかなるそうです。

 

　今年も11月には美味しいボジョレー・ヌーヴォーが味わえそうですね。

 

 

 

＊＊＊＊＊＊＊＊　フランス人のつぶやき　＊＊＊＊＊＊＊

「今日、職安に行った。登録用紙の記入を手伝ってくれた担当者が、私に聞くこともなく「独身」の欄にチェックを入れた」

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VDM (Vie de merde)より

タグ：ボジョレーのワイン ブドウの収穫と仕込みの準備

コメント 8

ボジョレーの新酒は、そろそろですね～(*^^)v
by soraaane (2011-08-12 23:24) 

soraaaneさん
そうですね、あと3ヶ月もすると飲めるようになりますよ。^^
by carotte (2011-08-13 08:19) 

あの鼻はこのために..と思うくらいグラスの大きさにフィットする
鼻で香りを確かめていましたね。
本当に香りたつ赤ワインの香りって色々あると先日実感しました。
今年の欧州..ワインの産地（特に独）はあまりお天気がよくなかったようですが...
by orange (2011-08-13 08:23) 

carotte さん、おはようございます。
ボジョレー地区って、けっこう広いですね。
by wattana (2011-08-13 09:53) 

orangeさん
グラスの中に入り込んでました。あれなら香りもよく分かりそうですね。ブルゴーニュ地方のブドウ畑はモザイクと言われてますから、それぞれに香りも味も違うらしいですよ。
フランスでは畑によっては川の増水でダメになったところもあるようです。
by carotte (2011-08-13 10:19) 

wattanaさん、おはようございます。
２００もブドウ農家があるとは知りませんでした。多いですね。
by carotte (2011-08-13 10:20) 

宿泊所、なんだか病院みたいですね。雑なのでちょっと驚きですが、人数が多いから仕方ないんでしょうね。それにしてもキャスター氏、今日も「載せている感」が全開で（笑）。
by opas10 (2011-08-15 13:56) 

opas10さん
この宿泊所はちょっと厳しいですね。ゆっくり眠れなさそうです。観光気分で来る人は別にホテルに宿泊するんじゃないかと思います。
ジャックさんの頭、エンディングの画像がやはり怪しげ。
by carotte (2011-08-15 18:29)