クリスマスのおもちゃ 前編 〜テディベア〜 [イギリス]
クリスマスの正統派おもちゃ2つを、前編と後編にわけて紹介します。
一つはぬいぐるみ。もう一つはマリオネット。
まずは、ぬいぐるみのテディベアから。イギリス西部テルフォードにある老舗のぬいぐるみ工房を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年12月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
テルフォードは人口16万人ほどの地方都市。
ここにある、ぬいぐるみ工房Merrythought Ltdは、1930年の創業。もう80年以上に渡って様々なぬいぐるみを作り続けてきました。
そして、イギリスでテディベアを作る唯一の工房だそうです。
代々ホルムズ家が経営してきたこの工房は、現在で4代目。
社長のサラさんは、子供の頃からお父さんに連れられここに来ていたそうです。
いちばん印象に残っているのは、できあがったぬいぐるみを強い力で引っぱってテストしていたこと。
子供の目にはちょっと刺激的なシーンだったかもしれません。
従業員は15人ほど。それぞれが、それぞれのパーツの熟練工です。
作り方は創業当初と変わりません。一体一体、手作りで同じように作るそうですが、出来上がりが皆同じかと言えばそうではないそうです。
それぞれにどこかしら個性が出るそうです。そこが手作りのいいところ。
また、材料は100%羊毛。合成繊維は使いません。
従業員のひとりウェンディーさんは、生まれたときはここで作られたぬいぐるみをプレゼントされ、学校を卒業したら母親と同じようにここで働き始めたそうです。
できあがったテディベアは工房を離れて店頭に並んでいるものもあります。
中には、すでに買われてクリスマスイヴまで家のどこかに隠れているものもあるかもしれません。
因に社名のMerrythoughtは、wishbone(米語 胸骨の前の二またの骨)のことで幸運のシンンボルだそうです。
本日のクリスマス・イルミネーション
☆ ロンドン ☆
リージェント通りの点灯式の様子
*「フランス人のつぶやき」はしばらくお休みします。
テディベア、ああやって手作りしている会社もあるんですね!しかも手作りのぬいぐるみの工場というので、お婆さんが作っているのかと思ったら案外若い人ばかりでビックリしました。(でもミシンは古いタイプのシンガー(笑))。
by opas10 (2011-12-11 13:03)
opas10さん
ミシンはシンガーでしたか。気がつきませんでした。^^;
テディベアを作るところは初めて見ました。完全に手作りですね。やはり手作りの方が仕上がりがいいんでしょう。それに丈夫そうです。普通に従業員をやとって作っているところを見ると産業として成り立ってるんですね。商品のお値段もそれなりですが......。
by carotte (2011-12-11 17:46)
点灯式でかくも盛大に盛り上がるなんて知りませんでした!
話は変わりがますが、我が家のデスクにもテディベアがいます!
by kazenotomo (2011-12-15 15:23)
kazenotomoさん
私もこれほど派手にやってるとは思ってませんでした。
アーティストのライブに花火ですからねえ〜。
テディベアお持ちなんですね。見ているだけで心が和みます。
by carotte (2011-12-15 21:49)