水車・風車を訪ねて その2 [フランスのお宝]
シリーズの二回目は、ホテルに生まれ変わった16世紀の水車小屋です。もちろん水車も回っています。
さっそくシャラント=マリティム県モナックにあるホテルMoulin du Val de Seugneを訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2009年6月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
ホテルのそばを流れるスーニュ川。
この風景、期待できそうなホテルです。
細い橋を渡っている方がホテルのオーナー。
2001年、ジャン=マリーさんとマリーズさん夫妻がここをホテルに作り替えました。
「自然を壊さない程度にきれいになるように手を入れました。ここには素晴らしい財産があります。大変気に入っています」とジャン=マリーさん。
動物たちは、あとからここに連れて来られました。今ではホテルの主のような存在になっているとか。
ホテルのサロンから水車全体を眺めることができるそうです。
水車は木製です。モナックの森に生育していたブナの木を使って作られました。
歯車を作ってこの構造に仕上げるのは相当たいへんだったようです。
石臼の方は別の部屋に展示してあります。今では水車とはつながっていないようです。
それにしても巨大な臼。
昔は、小麦の他に、クルミをひいて粉にしていました。クルミはこの地域では大事な食料源だったようです。
ホテル全体が劇場のセットのような美しさ。ここまでにするのにはそれなりの時間がかかりました。
「ここの水車は第二次世界大戦の頃までは実際に動いていました。私がここを手に入れた時には水車の姿はなく廃墟のようになっていました。それを少しずつ復元していったんです」とジャン=マリーさん。
部屋の中の設備は近代的で居心地はよさそうです。
「初めてここに来たとき、昔ここで暮らしていた人たちが目に見えるようでした。今は大変満足しています」と奥様のマリーズさん。
ここはレストラン付きのホテル。部屋数は13部屋+スイート1部屋。
そして、お湯はソーラーパネル、冷暖房は水を利用。
もちろんレストランの夕食はロウソクの明かりで。
ちょっと泊まってみたくなるホテルでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫がクルミを30キロ買って来た。2ヶ月前はリンゴを10キロ、5ヶ月前は百科事典を買って来た。どうも近所をセースルマンのグループがうろうろしているらしい」
VDM (Vie de merde)より
こんな宿に泊まってみたいですねぇ。1週間、2週間…
散歩をしたり、ジョギングをしたり…絵を描いたり…
読書をしたり……
by orange (2012-05-25 00:00)
orangeさん
静かなところらしいですよ。部屋数ちょうどいいくらいで、のんびりゆっくりすごせそうです。緑も多いですし。
by carotte (2012-05-25 09:23)
carotte さん、おはようございます。
Moulin du Val de Seugne のホームページを見ました。映像では少ししか映らなかったレストランの画像とメニューも見ました。高くなく、雰囲気もよさそうですね。食後には、Brûlot Charentais とありました。コニャック入りのコーヒー、この地方ならではのコーヒーの飲み方でしょうか?
by wattana (2012-05-26 08:00)
wattanaさん、おはようございます。
いい雰囲気の宿ですね。宿泊料は地方にしてはちょっと高めですが、部屋の感じや回りの環境からするとこんなもんでしょうか。レストランは思いのほかたかくないですね。コニャックを入れるということは地理的に考えてもこのあたりが発祥の地なんじゃないでしょうか?
by carotte (2012-05-26 09:31)
ロケーションは趣があるけど、部屋はリノベされて近代的で居心地がよさそうですね。ロウソクの明かりでのディナーがまたいい感じです!!
by opas10 (2012-05-27 17:45)
opas10さん
中が近代的なんでちょっと驚きましたが、古く重々しい感じより、この方がずっとすごしやすいですね。
by carotte (2012-05-27 23:08)