フランス大統領の別邸 [コート・ダジュール地方]
今週の月曜日には、ロンドンのオリンピック会場まで選手の応援にかけつけたフランス大統領フランソワ・オランド。
木曜日には、パートナーのヴァレリーさんとバカンスを過ごすため、大統領専用の別荘のあるブレガンソン(Brégançon)に入りました。
TGVの一等席と車を乗り継いでの旅でした。
そして今日は、この別荘のために最近購入されたクッション(複数個)がちょっとした話題になっています。
クッションは、スペインの高級アウトドア家具メーカーで知られるKETTAL社製。
ある大衆紙の調べによると一つ200€するとか。
「200€???それって、どーよ?」となったわけです。
とは言っても、実際にいくらで購入したかは関係者以外は分かりません。
そんな大統領専用の別荘ですが、いったいどんなところなのでしょう?
南仏の町ボルム=レ=ミモザ(Bormes-les-Mimosas)の小さな島ブレガンソン島にある城塞(Fort de Brégançon)がその別荘です。
最初の城塞は13世紀頃に作られ、今の形になったのは17世紀のことです。
1968年から正式に大統領公邸になりました。建物は文化財に指定されています。
1970年制作のちょっと古い映像ですが、具体的な様子が分かるビデオをご覧下さい。
地中海の美しい眺めを独り占めできそうなところです。
船着き場やプライベートビーチもありました。
部屋の家具が時代をよく表していましたね。今はまた違ったデザインのものが置かれているのじゃないかと思います。
映像には、ル・コルビュジエがデザインしたカッシーナの椅子もありました。あそこに座って窓から海など眺めてみたいものです。
町長さんのお話では、大統領を追いかけて観光客やジャーナリストもやって来たそうですが、この時代はまだのんびりしていたようで、特に町の雰囲気を壊すようなことはないとおっしゃっていました。
現在も同じようにジャーナリストやパパラッチが近くのビーチでカメラを構えて待っているそうです。
一般の船舶は、この島から3キロ以内の海には近づくことはできません。また、1000メートル以下の上空を飛ぶことも禁止です。
そして、オランド大統領、ここで少し仕事もすると言っていました。
バカンスというよりちょっと休憩と言った方がよさそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、娘にせがまれて、私の若い頃の写真を貸した。娘は写真があまりに可笑しいので仲間に見せたいと言う。そこに写っていたのは、1970年の長髪で丸めがねの私」
VDM (Vie de merde)より
移動中に拝見しました。
ちょっと見てみたいですねぇ...帰宅したらPCで。
暑いですね。今から夏休み前の一仕事。あーーバカンス行きたいですねぇ...!
by orange (2012-08-04 12:43)
城塞の別荘、いいですね~。おまけにLC4に座って海を眺める、ってなんという贅沢!大統領の特権、てやつでしょうか。
LC4を見て思い出したのですが(笑)、滅多に出てこないんですが梓の家のソファってLC2とLC3で、オマケにLC4まであるんですよ!梓父とは話が合いそうな予感(笑)。
by opas10 (2012-08-04 14:42)
orangeさん
動画は、iPhoneやiPadにも対応のコードを貼付けたんですが、どうもうまく行かないみたいです。PCでゆっくりご覧下さいませ。
私もどこかへ出かけたいですぅ〜。でもこの時期どこも混雑してませんかね。
by carotte (2012-08-05 10:11)
opas10さん
国の最高権力者にふさわしい別荘ですね。王様みたいな待遇です。しかし、その分、休む閑はそうそうなさそうです。となると、たまにはLC4でごろりとなるのがいいですねえ〜。
梓家の場面でLC4見たような記憶がよみがえりました。LC2、LC3もありましたっけね。ウチにあったらいいなみたいなのを全部揃えちゃったんですね。
by carotte (2012-08-05 10:18)
拝見しました。
窓越しに見える海の風景。いいですね。コルビジェデザインの椅子ですか。
座ってみたいですねぇ。波の音が聞こえて、冷たくひんやりとした室内で読書や考えごとをする…
背負う課題の重圧はたいへんなのでしょうけど…いいですね。
by orange (2012-08-08 21:26)
orangeさん
あのだらっと横になれる椅子です。疲れがとれますよ、きっと。暑さも日本とはちょっと違っている思うので日陰は涼しいはずです。野党の一人から個人的なバカンスなら自分でお金を払うべしと言われてしまってますが、仕事から解放される時間がどれくらいあるのかなと思ってしまいます。
by carotte (2012-08-09 09:31)