夏の高速道路 [トピックニュース]
フランスの歌手シルヴィ・ヴァルタンさん、この8月で70歳になられたそうです。
考えてみれば「アイドルを探せ」が世界中でヒットしたのが60年代のこと。そのくらいのお年になるのも当たり前ですね。
70年代には日本でも全国ツアーを行うほどの人気でした。その後も現在に至るまで、ブランクもなく第一線で活躍を続けていらっしゃるようです。
そんな人知らない!とおっしゃる方は、こちらのビデオをご覧下さい→こちら。
この歌、今でもテレビで時々コマーシャルやBGMで流れてきます。
さて、お盆中は家族で田舎に里帰りされた方々もいらっしゃるでしょう。このときばかりは鉄道も空も道路も大変な混雑です。
フランスにはお盆こそありませんが、まだまだバカンスに出かける人で一杯です。
週末ともなればやはり混み合います。先週土曜日の高速道路は560キロに渡る大渋滞だったとか。
目的地まで行くには何時間も車を走らせることになりますが、皆さん、お食事はどうなさっているのでしょう?
フランスのTV局TF1がリヨンとマルセイユをつなぐ高速道路A7を取材してきました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年8月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
高速A7を走る車。渋滞もなくわりに流れているように見えます。
そしてパーキングエリアでは外のテーブルで昼食を取る家族の姿が・・・。テーブルに並んでいるのは、チーズにハムにスナック菓子などなど。
一方、立ったままサンドイッチをかじる男性もいます。
「家で作ったものを食べてます。節約した分はバカンスの費用に回すんですよ」と男性。
辺りを見回してみると、同じようにお弁当を広げている家族が大勢います。
中には、ローストチキンを一羽持ってきた家族もいます!
すごいですね。ちょっとしたディナーです。
このエリアにはふわふわのマットレスが設置されている休憩所もあります。
狭い車の中に何時間も閉じ込められた後には、こうしてゆっくり手足が伸ばせる時間が必要です。
そして、キャンピングカーでやってきた家族は、自炊です。
これは便利ですね。場所取りや時間を気にすることもありません。
中には、一旦高速を降りて、昔ながらの国道沿いのお店で腹ごしらえをする人たちもいます。
「排気ガスでいっぱいの高速を降りて、田舎のお店でのんびり食事ができていいですよ」と女性たち。
フランスの高速道路は、日本のとはちょっと違う雰囲気でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、高速で渋滞に巻き込まれた。トイレに行きたくなってもサービスエリアで車を止めることもできず、さっきから高速脇の茂みをじっと見続けている・・・」
VDM (Vie de merde)より
お出かけな時にも家でお弁当を作って持って行く、日本でも昭和な時代にはごくごく普通だったのが、今ではすっかり無くなっでしまいました。お母さんが手をかけなくなったというよりも、魅力的な店が増えたということなのでしょうね。
by opas10 (2014-08-24 16:39)
opas10さん
高速のサービスエリアでこんな風にお弁当を広げている家族というのは、日本ではあまりみかけませんね。それに、最近ではお店でいろいろ売ってますし。むしろ、そういうのを買って食べることからバカンスが始まってますよね。
by carotte (2014-08-27 15:50)