プラタナスを残す?残さない? [地方の小さなできごと]
シャルリ・エブド銃撃テロ事件はあっさりとは片付かない事件になってしまいました。
とにかくこれ以上死者が出ないように、できるだけ早く犯人グループが捕まることを願うばかりです。
さて、前回は古い橋をめぐるお話でしたが、今回は古い木です。
トゥルーズに近い、人口25,000人ほどの小さな町ミュレ(Muret)では、駐車場を作るために樹齢100年のプラタナスの木100本ほどが切り倒されることになってしまいました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年1月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
プラタナスの並木が続くこの大通りは、ミュレのシャンゼリゼ通りのような場所です。
年々、往来する車の数が増え続けたため、このままでは保たないと、町は再開発する計画を発表しました。
この再開発に含まれるのが樹齢100年を超えるプラタナス100本の除去です。
これを聞いた住人の一部が反対運動を開始しました。
「樹齢100年を超えるこのプラタナスは、私たちのアイデンティティですし、宝なんです。」と反対運動の女性。
すでに署名運動が始まっており、数百人の署名が集まっているそうです。
とは言うものの、住民の意見は割れているとか。
「これは自然に対する暴力です」と赤いジャケットの女性。
「ここに来るたびに車を止める場所がなくて困っています」と別の女性。
そして、町長さんにとって再開発は絶対必要です。
「できる限り木を残しながら行う予定です」
また、通りにお店のある方も再開発に賛成です。
「我々にとっては将来のために必要なことなんです」
計画では大通りの地下に駐車場が作られることになっているようです。
間もなく、この再開発計画は町議会で審議が行われ、結論が出されることになっているそうです。
計画を阻止は少々難しい感じがしますね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、オーストラリアに来て3ヶ月になる。ちょっと変わった木のそばを通ると、大きくて黒い実をつけているのに気がついた。当然、その実を取ってみた。しかしそれは果物ではなく・・・こうもりだった」
VDM (Vie de merde)より
フランス人のつぶやき、コウモリはエボラの媒介であり、宿主とも疑われているんですよね(汗)
by opas10 (2015-01-11 14:49)
opas10さん
ええっ!そうなんですか。そうなるとさらに怖いですねえ〜。
さらに気軽に捕まえたりできませんね。
by carotte (2015-01-12 22:36)