公現祭のお菓子 [フランスのお菓子]
新しい年が始まると気になるのがカレンダー。今年の祝日はどんな具合になっているのやら。
今年は祝日が土曜日と重なるというようなこともなく真っ当な感じ。
ただ、残念ながら9月のシルバーウィークがないようです。
一方、フランスはと言えば、11日ある祝日のうち3日が日曜日と重なり、しかも2月29日は余分に働かなくてはならない!とお怒りのようです。
日本は祝日が日曜日と重なった場合、振替休日になりますが、フランスはないらしい。お気の毒に・・・。
さて、明日、1月6日は公現祭。
12月25日に生まれたイエスに会いにやってきた東方の三博士をお祝いする日です。
お祝いといえば必ず登場するのが、お菓子。当ブログでもなんども紹介していますが、ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)を食べてお祝いします。
ガレット・デ・ロワにはフェーヴと言われる陶器のミニチュアが入っていますが、これを引き当てた人は、1日だけ王様になることができます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年1月3日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Fête de l'Épiphanie : quand la fève est une voiture ou un diamant
こちらのパン屋さんでは、ガレット・デ・ロワには入りきらないフェーヴを用意しています。
なななんと、それは新車。
「特別なお祝いの日のためのお菓子ですから、印象に残るようなプレゼントがしたかったんです」とパン屋さん。
「ここのガレットは美味しいですから、それだけで満足です。その上、こんな高価なものが当たれば嬉しいですね」と男性客。
パイ生地の中にフランジパーヌ(カスタードクリームにアーモンドクリームを混ぜたもの)を入れ、そこにフェーヴを一つ入れて焼いたお菓子がガレット・デ・ロワ。
当たりのフェーヴを引き当てた人に新車がプレゼントされます。
それにしてもこのパン屋さん、採算は取れるんでしょうか?
一方、こちらのピンク色もパン屋さんでは、0.2カラットのダイヤモンドが当たるとか。
もちろん、ダイヤモンドをガレットの中に入れて焼くなんてとんでもありません。
偽物を入れておいて、それに当たった方が本物のダイヤをもらえることになっています。
ダイヤは金額にして600ユーロの価値があるとか。複数の方に当たるチャンスがあるそうです。
こんな大盤振る舞いして大丈夫か?と思いますが、広告の一環と思えば、経済効果は大きいのかもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、家族でガレット・デ・ロワを食べた。食べる前に、一かけ、うちのワンコに食べさせたら、フェーヴを引き当ててしまった」
VDM (Vie de merde)より
お立ち寄り&niceありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!
by MONSTER ZERO (2016-01-05 13:23)
MONSTER ZEROさん
こちらこそご訪問いただきありがとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
2016年が良い年になりますように!
by carotte (2016-01-06 00:29)
今年もまたガレット・デ・ロワの季節がやってきたのですね。作り方も見慣れたものになってきました。それにしても新車が当たるとはスゴイ!一台120万として、営業利益で同じ金額を売り上げようとすると原価率20%として1,500万を売り上げないと!
by opas10 (2016-01-11 21:59)
opas10さん
ガレット・デ・ロワ、もう何度も紹介しているのでお馴染みになってきましたね。でも、今回の”大当たり”はちょっとすごい景品になってました。お菓子の売り上げだけではカバーし切れませんよねえ。
by carotte (2016-01-16 16:20)