イタリアの絶景を求めて その1 [イタリア]
今日から4回のシリーズで、フランスのお隣、イタリアの名所を訪ねます。
イタリアの名所と言ってもローマやフィレンツェではありません。
日本人旅行者にはあまり馴染みのないところばかりかもしれませんが、絶景が楽しめます。
第一回目の今日は、シチリア島の沿岸に点々と並ぶエオリア諸島を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年7月19日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Trésors d'Italie : les îles Eoliennes en Sicile
紺碧の海に浮かぶ島。
中には海から直角に突き出たような島もあります。すごい眺め!
ギリシャ神話によれば、風の神が避難場所として選んだのがこの島々。
エオリア諸島は主に7つの島からなっています。どれもかつては火山でした。
その中の一つがここパナレーア島。ジェット機であちこち飛び回る富裕層に人気の島です。
こちらの若いイタリア人女性は一年に6ヶ月はここにやってくるとか。
島の頂きにあるこのホテルが大のお気に入り。
「ここのプールは、15℃〜25℃とそれぞれ水温が異なります。水は鉱泉です。リラックスできますよ。それにこんな素晴らしい景色も楽しめます」とホテルの方。
確かにこれは気持ちよさそうです。
「この水、体にいいんですよ」と女性。
「ちょっと塩っぱいですね」と男性。
でも、温泉になれた日本人にとってはちょっと水温が低い気が・・・。
一番人気のお部屋がこちら。最上階(そして最高料金)のこの部屋なら、こんな眺めを独り占めできます。
お泊りになるお客様は、俳優さんやビジネスマン、そして政治家など各国のセレブ。
「この部屋なら他の泊まり客と顔をあわせることもありませんから静かに休暇を過ごすことができます」とホテルの方。
もちろん島には漁業を生業とする地元の住人もいます。
観光客の集まる場所とは一線を画した湾岸にその集落があります。
どの家も白くてきれいですね。ちょっとエーゲ海のギリシャの島々を思い起こさせます。
パナレーア島のお隣、大きめの島サリーナ島では、400年も前からワイン用のぶどうが栽培されています。
「ここのブドウは風を受けて育ちます。それに海の上の土地に根を張ってますから、そのブドウでできたワインはちょっと塩味が強くなります」
そして、火山が作った土壌というのも、ここのワインが他と一味違う要因です。
「フレッシュでフルーティなワインです。あんずや洋梨の香りがします。それにミネラルも豊富ですし、飲んだ後にアーモンドの香りもします」
ちょっとこのワイン、飲んでみたくなりますね。日本で手に入るでしょうか?
そして、今なお火山活動の続いている島がストロンボリ島。
かなり激しい噴火です。こんな島にも人が暮らしているそうです。
パナレーア島ではカクテルを飲みながらのんびりとこのストロンボリ島を眺めることができます。
太陽と風、火山と海が一つになったのがエオリア諸島でした。
続く・・・
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、1歳になる娘が言葉を話した。隣に住むイケメンのイタリア人を指差して『パパ』と言った」
VDM (Vie de merde)より
エオリア、といえば20年くらい前に某家電メーカーがそんな名前のエアコン売り出して、徳永英明に歌わせていたな~、なんてことを思い出しました(笑)。
ホテル、jet setterが好みそうな、こじんまりしたラグジュアリーな空間です。プライバシーも心配ないんでしょうね。一年のうち半分をこんなところで過ごしたら、都市生活が嫌になりそうです。
by opas10 (2016-08-11 17:10)
opas10さん
そういえば、そんなのありましたっけ。
こいうところなのでプライバシーを邪魔されずに休暇が過ごせるのかもしれません。一年のうちの半分以上をあちこちのリゾート地で過ごすセレブってどうなんでしょうね。一度こんな生活したらやめられなくなりそうです。
by carotte (2016-08-21 15:39)