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秋のバカンス [トピックニュース]

 フランスでは「Un président ne devrait pas dire ça」という本がベストセラーになっているそうです。

 

 「大統領がそんなこと言っちゃあいかんだろう」というような意味合いのタイトル。

 

 長年、オランド大統領を取材してきたル・モンド紙の二人のジャーナリストが、大統領のオフレコ発言を書いた本だとか。

 

 例えば、パリの同時多発テロの直後に、公の発言とは裏腹に「民族の分裂はテロリズムにどんな影響も及ぼさない」と言ったり、何年も社会党をまとめリードしてきたのに、わずかに1年前「社会党は解散すべき!」と言ったとか。

 

 おかげで、ただでさえ低い支持率がまたまた低下してしまいました。

 

 これと言った失策があったわけでもないのに・・・。フランス国民が期待していた景気の回復を実現することができない、それが不人気の一番の理由のような気がします。

 

 しかし、政治家に景気の回復なんてできるのかな?と疑問に感じます。経済を政治家が動かせるんだろうか???

 

 どこかにそれをやったと言い張って、失敗を認めない国のリーダーがいましたっけ・・・。

 

 政治家にできるのは、せいぜい不景気で困難な状態になった人たちを支えることぐらいしかないんじゃないかと思うのです。

 

 それはさて置き、フランスでは、11月1日の「諸聖人の日」の前後からバカンスが始まります。

 

 そこで、アルプス地方では、早々とウィンタースポーツを楽しむ人たちのために、スキー場の準備が始まっています。


Paris_LesDeuxA.jpg 


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年10月22日に放送)をクリックしても映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 ここはフランス・アルプス山岳地帯のスキー場レ・ドゥー・ザルプ(Les deux alpes)。

 

 何度もゲレンデを往復する専用車両。スキーヤーたちのためにコースを整えています。

 

 リュドヴィックさんは20年も前からこの仕事をしてきました。

 

 同じことの繰り返しで、さぞや退屈されているのでは?と思いきや、そうでもなさそうです。

 

 「この仕事は一年中続くんです。年間を通してコースを維持しておかなくてはなりませんからね。終わりはありません」と張り切って仕事に励むリュドヴィックさん。

 

 どうやらここは夏でもスキーが楽しめるところらしい。

 

 この日は、40センチほどの新雪が積もり、日差しもあって理想的です。

 

 「技術者がコースを確認しながら、安全に滑ってもらえるように準備をしています。これならいつスキー場をオープンさせても大丈夫ですよ」と責任者のギヨームさん。

 

 さすがにヨーロッパ・アルプスの眺めは雄大です。

 

 この地方の経済にとって今回はクリスマスのバカンスの前哨戦のようなもの。

 

 できるだけたくさんの人に利用してもらい、年末にはさらに多くの利用客を見込みたいところです。

 

 因みに、このスキー場では毎年この時期になると1日3,000人もの人たちはスキーを楽しむそうです。

  
  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、スキー場で難しいコースを滑ることになったので、前のスキーヤーが通った跡を辿りながら滑って行くことにした。おかげで、前のスキーヤーが転んだ場所で私も転んだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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