フランス人とデザート [トピックニュース]
線路の土手に群生している紫陽花、ちょっとずつ花の数が増えて美しくなってきました。
虫にやられてレースの葉っぱになってしまった紫陽花も、けなげに小ぶりながら花を咲かせています。
線路の上にかかる橋の上がビューポイント。アマチュアカメラマンが二人ほど写真撮影に夢中になっていらっしゃいました。
これでしとしと雨が降ってカタツムリなんかが出てきてくれたらベストなんですが、もう全然降りません。
降るべき時に降ってくれないと後々農作物などに影響が出てくるのではと心配です。
それでふと思い出し、東京の水がめと言われる利根川上流8ダムの貯水状況をチェックしたところ、74%になっていました。
例年なら79%だそうです。ちょい低め。大丈夫か?
さて、本日は食後の甘いデザートのお話です。フランス人は食後のデザートに一体何を食べているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年6月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「今、フランス人の間で人気のデザートと言えばフォンダン・オ・ショコラのようですが、どうでしょう」と司会者。
「そうですね。そのあとに続くのがムース・オ・ショコラ、そしてティラミス、ミルフイユ、ババ・オ・ロムですが、順位をつけるのはちょっと難しい。どれもフランス人が好きなデザートですからね。レストランで一番人気なのはクレーム・ブリュレのようです」とリポーター。
食事には時間をかけるといわれているフランス人、最後にはきちんとデザートも食べているのでしょうか?
「そうだとも言えますが、そうじゃないとも言えます。というのも、年々食事の時間が短くなっているからです。その場合、前菜かデザートを端折ることになります」とリポーター。
2014年から2017年にかけて、一週間に食べられるデザートの数が800万個減少しているそうです。
因みに、フランスでは食事の最後にデザートを食べると答えた人が71%だったのに対し、スペインでは67%、英国では30%でした。
フランスと英国では随分と違いますね!
最後にリポーターさんがフランスのデザートを幾つか紹介してくれました。
まずはクレーム。クレーム・ブリュレの原型になったデザートです。
フランス王ルイ15世の摂政を務めたオルレアン公が寒さに震えていたのを知った料理人が砂糖をのせて熱したところカラメル状になったというわけです。
次はこちらオペラです。見た目がオペラ座のステージに似ています。そしてオペラ座のダンサーがこのお菓子を好んで買って食べたそうです。
で、こちらがタルト・トロペジエンヌ(Tarte tropézienne)。
1950年代にポーランド人の菓子職人がコート・ダジュールに店を開き出していたのがこのお菓子です。
ブリジット・バルドーがこれを食べたことがきっかけでこの名前が付けられました。(興味のある方は以前の記事を→こちら。)
そして最後がエクレアです。とは言ってもフランス語にできるだけ忠実にカタカナにすればエクレールです。
なぜに日本ではエクレアになってしまったのか・・・謎です。
それはさて置き、エクレールはフランス語で「稲妻」という意味。稲妻のようにあっという間に食べてしまうからエクレールになったとか。(興味のある方は以前の記事を→こちら)
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、社長がレストランに誘ってくれた。いつもなら一人で食べる人なので、ちょっと驚いたけど嬉しかった。食事が終わると彼が言った。『今日はクレジットカードを忘れてしまってねえ』」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0