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カシスの収穫 [フランスのグルメ]

 フランス革命記念日の式典に招待されたトランプ氏。

 マクロン氏の奥様ブリジットさんに「You’re in such good shape. Beautiful.(スタイルがいいですね。とても美しい!)」てなことを言ったらしい。映像は→こちら

 ブリジットさんの年齢(64歳)を知ってか、ついそんな言葉が出てきたのかもしれませんが、ファーストレディに向かってこんなことを言うとは、品がいいとは言い難し。

 ちなみに、トランプ氏と奥様のメラニアさんの年の差は23歳。マクロン氏とブリジットさんの年の差と全く同じだそうです。

 さて今日は、今の季節ならではの話題です。

 ブルゴーニュ地方でカシスの収穫が始まったそうです。

Paris_Merceuil.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがカシス(黒すぐり)の実です。

 その果汁は貴重で、黒いゴールドとも言われています。そしてブルゴーニュ地方のシンボルでもあります。

 こちらがカシス畑。初めて見ました。こんな風になってるんですね。かなり大きな畑です。

 「毎朝、畑に出てどんな具合か確かめています。こちらの実はちょうどいい具合に熟してます。こんな風に黒くなると3〜4日後には収穫できます」とフローランさん。

 念のため試食して熟し具合を確かめます。

 収穫は1週間あまり前から始まりました。人の手ではなく機械で収穫できるようです。

 今年は120トンの収穫が見込まれます。例年よりだいぶ少ないとか。

 かなりの畑が4月に霜の害にあい、収穫出来なくなってしまいました。

 そう言えばブドウにも霜の害があったというニュース聞いた覚えがあります。となるとワインにも影響が出そうです。

 さて、ブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンから40キロほどのところにあるこの工場Maison Briottetでは、カシスの実でリキュールを作っています。

 カシスはこのタンクの中でアルコールと一緒に2か月間漬け込まれます。

 製造から瓶詰めまで全ての工程をこの工場で行います。

 1836年創業だそうですから、もう200年近くカシスのリキュールを作り続けてきたことになります。

 「いい色をしてますでしょう。品質が良い証拠です。美味しいリキュールですよ」と工場の方。

 ここで作られているカシスのリキュールは AOC認定で「クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン(Crème de Cassis de Dijon) 」のラベルが付けられています。

 1950年代にこのリキュールを食前酒として広めたのが、当時ディジョン市長だったフェリックス・キール。

 カシスと白ワインでできた食前酒キールはこの方の名前からできたものでした。

 美味しそうにキールを飲む女性二人。

 シャンパンにカシスを加えたキールロワイヤルも美味しいですね。飲みたくなってきました。




******* フランス人のつぶやき *******


今日、お隣さんが友人たちを集めた食前酒パーティに誘ってくれた。私が一人でいるのが心配だという。彼女は92歳で私は22歳。普通、逆じゃない???


VDM(Vie de Merde)より


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