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燻製ニンニク [フランスのグルメ]

 東京は急に涼しくなりましたが、部屋の中は相変わらず夏です。

 外との温度差がかなりあって、調整が難しい・・・。

 外と同じ気分で長袖など着てしまうと汗が出てしまいます。

 普通のお天気だった昔が懐かしい。

 さて、本日はニンニクのお話です。

 フランス北部のノール県にある小さな村アルル(Arleux)では、今週末、燻製ニンニク祭が開催されるそうです。

 念のため、アルルと言っても南仏のアルル(Arles)ではありません。こちらは北のアルル(Arleux)。

Paris_Arleux.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月1日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 収穫されたニンニクが天井から吊るされています。すごい数ですね。ドラキュラは絶対に近寄れません。

 ニンニクの収穫はほぼ終了。現在はこのニンニクをスモークする準備が着々と進んでいます。

 こちらは4世代にわたって続いている農場です。こうやってニンニクを1束に編み込むのが伝統のやり方です。

 人口3,000人ほどの小さな村アルル。ここの特産品がスモーク・ニンニクです。

 1束に編み込まれたニンニクを次々を燻製室の壁に吊るしていきます。

 しばらくして燻製室を開けてみると・・・部屋いっぱいに煙がもくもく。その中で働いているのがルシアンさん。

 「ナラやブナのチップを使っています。室内は常に38〜40度になるようにしています。こうして8日間燻します」

 燻されたニンニクの皮が少し茶色に変色しています。

 ニンニクの収穫は年に一回だけ。収穫後から燻製にするまでには天気の影響も受けますから長年の経験が必要になります。

 アルルの農家の努力が実って、2013年、この燻製ニンニクは原産地名称保護IGPを獲得しました。

 つまり、“アルルの燻製ニンニク” という名称は、この地域で作られたものにしか使用できません。

 「類似品を出されては困りますから、きちんと保護しておかないとね。おかげで輸出もできるようになりました」と農家の方。

 アルルで取れるニンニクはピンク色をしています。

 こちらの農家ではすでに15カ国に輸出しているそうです。同時に直売も行っています。

 「ステーキとかラタトゥイユとか、何にでも入れて食べますよ」と女性。

 アルルの燻製ニンニクと言えばよく知られているらしく、これを使ったスープがあるようです。

 水2リットル、燻製ニンニク100グラム、ジャガイモ500グラム、人参2本、タイム、塩・コショウを鍋に入れて40分間コトコト煮たらミキサーにかけます。

 最後にバターまたはクリームを加えていただきます。グラタンにしても美味しいそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、スポーツ好きの僕はタバコが苦手。煙が漂ってきたら逃げ出すことにしている。それを知ってかうちの親は、僕を見つけた途端、タバコに日をつけた

VDM(Vie de Merde)より


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