30ユーロで晩ご飯9 [お料理実践編]
近くの公園に梅林があるのですが、開花の始まった木が増えました。
太宰府から分けてもらったという紅白の飛梅はどちらも2〜3輪開花してました。
見物するにはちょっとまだ寂しいですが、もう10日もしたらもう少し賑やかになりそうです。
さて、月曜日は恒例の節約晩ご飯料理。30ユーロ以内で 4人分のディナー(前菜+メイン+デザート)を作ります。
本日のチャレンジャーは、フランス西部オレロン島にあるレストランLa Camaradrieのシェフ。
どんな料理を作ってくれるんでしょう?楽しみ。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのシェフのアレクサンドルさんです。この島で生まれ、この島で暮らしています。
「ここなら質の良い、とびきり新鮮な食材が手に入ります。料理人としてはありがたい限りですよ」
何しろレストランは市場の真向かい。ほとんど同じ敷地内にあると言ってもいいくらいです。
それではシェフ、30ユーロでお願いします!
まず向かったのが魚屋さん。とれたての魚介類が並んでいます。
どれにするか少々悩みつつも、結局、イカを買うことに。
さらに、前菜用に貝も購入。予算も大事ですがそれなりの量を調達しないと料理になりません。
イカと貝で合計18.35ユーロ。残りは11.65ユーロ。
貝は、ムール貝とザルガイの一種コック貝を仕入れました。
次は野菜です。八百屋さんへ向かいましょう。まず手に取ったのが洋梨。もちろん島で育てられ収穫された梨です。これはどうやらデザートになるようです。
他にニンジン、ネギ等々の野菜も買って合計で5ユーロ。残りは6.65ユーロ。
次に向かったのが生牡蠣のお店。どうやら前菜用のようです。
4人分のディナーなので4つの牡蠣を購入。これが4ユーロで、残りが2.65ユーロ。
最後はバターと生クリームを買いました。バターも生クリームも必要な分だけ。
このシリーズを見て発見したことは生クリームはいつもカップに入れて売ってくれること。量り売りなんですね。
これで2.60ユーロ。残りはわずかに0.05ユーロ。ギリギリセーフ。これで材料は全て揃いました。
厨房に戻って調理開始!
牡蠣は殻を開いて、貝類を加えたピノソースをのせ、180℃オーブンに入れて焼きます。
ピノソースとは、アルコールを加えて発酵させたアルコール度数の高いワインのピノ(Pineau)を使って作ったソース。Pineauは地元のワインです。
そしてメインはイカの詰め物料理。日本風に言えばイカ飯。でも “飯” は洋風。
お米、野菜、刻んだイカの足でリゾット風に仕上げ、これをイカに詰めます。
「無理やり詰めてはいけませんよ。少しずつやればするっと入っていきますからね」
リポーターさんも手伝います。どうやらうまくいったようです。
こうしてできたのが今回の晩ご飯です。
デザートは洋梨を茹でて皮をむきカラメルソースで和えてあります。白いのは生クリーム。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、イカリング揚げを手づかみで食べている夢を見た。突然、痛い!と目が覚めた。自分の指をかじっていたのだった」
VDM(Vie de Merde)より
フランス人のつぶやき、わかります(笑)。フライドカラマリと白ワインの組み合わせは絶品ですから!
by opas10 (2018-02-04 20:59)
opas10さん
ああ、白ワインを飲みながら食べたくなってきました!!
by carotte (2018-02-11 14:35)