週末はアミアンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北部の都市アミアン(Amien)を旅します。
パリからは列車で最速で1時間あまり。通勤圏内にもなりそうな距離です。
では出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地上52メートルに天使の像を頂く鐘楼。その向こうに広がるアミアンの街。
どうしても最初に足がむくのはゴシック様式の大聖堂(青印)。
案内してくれるのはセバスティアンさん。ちなみに旅人もセバスティアンさん。
それはともかくとして、ここは聖母マリアに捧げられたノートルダム大聖堂。
「パリの大聖堂より大きいというのは本当ですか?」と旅人。
「アミアンの大聖堂は200,000㎥、パリの大聖堂は100,000㎥ですから、パリの2倍の規模なんです」とガイドさん。
アミアンには一度だけ行ったことがありますが、大聖堂のあまりの存在感に圧倒されました。
パリの2倍もあるとは!どおりで街のどこに行っても見えていたわけです。
内陣の上部には窓があるおかげで明るい光が差し込んでいます。
「しかも壁ではなく何本もの柱で支えられています。そのおかげで外に開かれたような教会になっているんです」
高さ43メートル、奥行きは145メートル。現在の建物のほとんどが中世に作られています。入場は無料ですが、ガイドをお願いすると有料。
薄暗いパリの大聖堂に比べるとずっと明るい感じがします。そしてステンドグラスもまた一味違います。この中には13世紀に作られたものもあるとか。
さて次に訪ねたのは、世界的に知られるSF小説の巨匠ジュール・ヴェルヌの邸宅(赤印)。今は記念館になっていて、中を見学することができます。
ヴェルヌが結婚後に暮らしたのがこの家でした。SF作家にふさわしく天文台のような塔が作られています。
「1882年から1900年まで彼が暮らした家です。“皇帝の密使ミハイル・ストロゴフ”、“八十日間世界一周” などがここで執筆されました」と館長さん。
食堂、リビングルーム、そして書斎。毎朝5時に起きて、こちらに机に座り小説を書いていたそうです。
さて、そろそろお腹がすいてきました。こちらのレストランLe T'Chiot Zincでお昼をいただくことにしましょう(オレンジ印)。
注文したのは、この地方の郷土料理フィセル・ピカルドゥ(Ficelle Picarde)。ハム、マッシュルーム、生クリームで作った料理(詳しくは過去記事を→こちら)。
そしてデザートは、マカロン。パリ生まれの日本でもよく知られているマカロンとはちょっと違ってますが、これも正真正銘のマカロンです。
腹ごなしにショッピング街をぶらついたら(緑印)、今晩の宿へと向かいましょう。
街を流れるソンム川の岸辺にあるカバンヌと呼ばれる一軒家D'une l'île de l'autreがその宿(こげ茶印)。この辺りは川の支流が網の目のように広がっています。ベッドルームからは美しい水郷地帯の風景を眺めることができます。
翌朝は、観光ボートに乗って、この水郷地帯を散策しましょう。この地域はオルティヨナージュと言われる湿地農園になっています。
最後は陸に上がって人形劇を楽しみましょう。ここはマリオネット劇場Chés Cabotans d'Amiens(黄緑印)。
アミアンで200年以上も前から続いている歴史ある人形劇です。シンプルに3本の糸だけで人形を操り、セリフはピアカルディ地方の方言。素朴でウィットに富んだ出し物が人気です。
さて今回の旅の費用は、大聖堂が4ユーロ、ジュール・ヴェルヌ記念館が7ユーロ、食事代が20ユーロ、宿泊代が120ユーロ、ボートツアーが6ユーロ、人形劇が10ユーロで、締めて167ユーロ(約21,000円)でした。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私が執筆した記事がネットに掲載された。作家になることを夢見てきた私にとっては大勝利。すぐに夫に読むようにと言ったら『今、スドクをやってる最中なんだ。後にしてくれ』ですって
」
![[ちっ(怒った顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/141.gif)
VDM(Vie de Merde)より
carotteさん、ありがとうございます。前回に引き続いてメンバーの分まで拡散ご協力助かります。今苦戦しています。助かります。ひたすら感謝ですm(__)m
by マリエ (2018-06-03 12:39)
マリエさん
遅ればせながら少しでもお役に立てればと思います。
目標額達成を祈願しています!
by carotte (2018-06-03 16:54)
これはすごい!確かにノートルダムドパリは、半分くらいですね!
ジュールベルヌの邸宅も、いいなぁ。水辺のお部屋も素敵。
食事も安くまとまりそうだし、アミアン行ってみたいです!
で、地図を確認したましたら、ルーアンまでは行ったことありました。やっぱり、ちょっと足を伸ばすといいところイッパイなんですね~
by nicolas (2018-06-04 17:37)
nicolasさん
ジュールベルヌの邸宅、いくつも部屋があってお庭も広くていいですねえ〜。アミアンには一度行きましたがパリからすぐですよ。でも当時は教会建築に興味があって大聖堂を見に行くのが目的でした。他にもこんなに見所があったなんて・・・惜しいことしたなあ。
by carotte (2018-06-10 14:46)