晩ご飯特別編27 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ、なのですが、今回は特別篇。
来週の6月14日から始まるサッカーW杯を前に、4人分の晩ご飯ではなく、11人分の晩ご飯を、フランス代表チームの料理長であるグザビエ・ルソーさんが作ってくれます。
選手の肉体的コンディションを考えて、今回は栄養とカロリーのバランスのとれた晩ご飯にチャレンジです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
サッカー選手は1試合で最大1600キロカロリーを消費すると言われています。
ベストコンディションで試合に臨むために重要な要素の一つが食事。
こちらの方がロシアで戦うフランス代表チームの食事を任されているグザビエさんです。パリ郊外にあるレストランOctave de la Seine Musicaleのシェフでもあります。あの巨匠ポール・ボキューズの元で料理を学びました。
ロシアでは選手たちと共にW杯を過ごすことになります。
さあ、材料が運ばれてきました。いよいよ調理開始です。
モットーはその土地のものを使うこと。ということはロシアに行ったらロシアの食材を使うということですね。
すでにメニューはシェフの頭の中に出来上がっているようです。
野菜を使った前菜、メインは鶏肉料理、デザートはイチゴを使います。
まずは前菜から。
カラフルなトマトを薄切りにします。トマトは水分が90%で低カロリー、それでいてビタミンも豊富。試合前の選手に十分な水分を吸収してもらうのにはもってこいの食材です。
お皿に盛り付けたら塩、バルサミコ酢、ライムで味付けします。そして真ん中にはイタリア産のフレッシュチーズ、ブッラータを添えます。これでカルシウムとビタミンBの補給になります。
次はメイン料理。
まずはズッキーニを切ってフライパンで炒めます。こちらも低カロリー、ビタミンB1と鉄分が豊富。ここに南仏産のオリーブを投入。
次は鶏の胸肉を焼きます。お察しの通りこれでタンパク質の補給になります。
鶏肉を焼いた後のフライパンで茹でたジャガイモを炒め、先ほどのズッキーニを加えさらに炒めます。ジャガイモには数種類のビタミンとミネラルが含まれています。
これらを盛り付けたら、焼き汁で作ったソースをかけて出来上がり。
最後はデザート。
苺を半分に切ってお皿に盛り付け、何かソースをかけていますが不明。緑の葉っぱはミント???糖分は控えめでビタミンCたっぷりのデザートです。
最後にまとめ。
前菜は “トマトのカルパッチョ”、メインは “鶏胸肉のズッキーニとジャガイモ添え”、デザートは “季節のイチゴ” でした。
見た目も美しく食欲をそそる、バランスのとれた晩ご飯でした。
<お知らせ>
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私が初めて歩けるようになったのはいくつの時だったか父に聞いたら、1998年6月10日だという。あまりに正確なので驚いていると父が言った。『おかげで、ワールドカップの開会式を見られなかったんだ』」
VDM(Vie de Merde)より
1600カロリーと言えば、か弱い女子の1日分。
そんな熱量を僅か2時間で消費しちゃうスポーツなんですね。
スポーツ選手って、日本ではガッツリ飯ってイメージだけど、トマトの彩りとか美しすぎるますねー♡
by nicolas (2018-06-04 17:21)
cnicolasさん
サッカーの選手って試合の間中走り回ってますもんね。これだけのカロリーを消費するのもうなずけます。こういうスポーツ選手たちに食べてもらう食事を用意するのはなかなか大変でしょうねえ。でも栄養も考えて美味しそうにできてました。
by carotte (2018-06-10 14:41)