海の幸の料理 [トピックニュース]
月曜日恒例の節約晩ご飯、これまた放送がなかったのでお休みです。
その代わり、少し変わった海の生き物を使って料理を作る料理人を紹介しましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは地中海の町サン=ラファエル(Saint-Raphaël)のアゲ湾。
水中を行くのは漁師のオリヴィエさん。漁師と言っても船で漁に出るわけではなく、湾内の海に潜ります。
海の中には畑が広がっていました。何を採りに来たかというと・・・イソギンチャク。
「わりに浅いところにいるんです。こういう小さめの湾に1,000から3,000株くらいが生育しています」とオリヴィエさん。
フランス語でイソギンチャクのことを “海のアネモネ” と言うようですが、このあたり一面にイソギンチャクが花盛り。
オリヴィエさんがどんどん摘み取っていきます。岩から剥がすと、すかさず網の中に捕獲。この岩から剥がす時にできるだけ傷をつけないようしなくてはなりません。
必要な道具はナイフと網。これを持って海に潜ります。見つけたイソギンチャク、魚を捕まえているところでした。
魚は逃げようと必死ですが、そろそろ毒が回って動かなくなりそう。丸呑みにされるのも時間の問題か・・・。
食虫植物のような海の生き物。こんなものが一体どんな料理になるんでしょう???
さらにオリヴィエさん、別の生き物も捕まえます。スランスでは “海のきゅうり” と呼ばれているナマコ。
日本ではお馴染みの食材ですが、西洋料理では見たことがありません。
とにかくオリヴィエさん、収穫したイソギンチャクとナマコを持ってシェフの元へ届けます。
こちらがそのシェフのマチューさんです。さて、どんな風に調理するのか・・・。
まずはイソギンチャクをワインビネガーとバルサミコ酢に漬け込みます。酸味と甘みで絶妙な味になるんだそうです。
不要な触手を切り取って形を整えたら、生地で包み油で揚げます。盛り付け方もユニークですね。周りはカリッと、中はどろっとなのかしら?食べたいような食べたくないような・・・。
次はナマコ。薄くスライスします。
「火を通すと中国のキノコのような感じになります」とシェフ。
あれですかね、キクラゲのことを言ってるんでしょうかね。ま、とにかくスライスしたナマコはグリーンアスパラガスと一緒にバターで炒め、仕上がりはこんな感じになります。
シェフはあのコリコリっとした食感が気に入っているそうです。
そんなわけでオリヴィエさん、またイソギンチャクとナマコを採りに海へ出て行きました。
沖に見えている島はイル・ドール(黄金島)。タンタンの冒険に登場したあの島です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夜の夫婦生活を充実させるためにアダルドビデオを見ていると妻に言うと、妻が言った。『そう言えば、あなた、料理番組のトップ・シェフもよく見てるわよね』はい、その通り。そして、いつまでたっても料理はできないのだった」
VDM(Vie de Merde)より
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