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ディジョン・マスタード [フランスのグルメ]

 また猛暑が戻ってきました。まだまだ素麺や冷やし中華の季節は続きそうです。

 夏になると登場する冷やし中華。今年も何回も食べました。

 そして、いざ食べようという時になって、あっ、辛子がない!なんてことになったりします。

 先日もやっぱりそんな事態になりました。で、冷蔵庫の中にディジョン・マスタードがあるのに気がつき、これで食べたらどうなるんだろう?と試してみると、これがなかなかいけるのです。

 日本の辛子のような辛味はありませんが、酸味と香りに違和感なし。万能の調味料ということがよくわかりました。

 そんなディジョンのマスタードが今日のお話。

 フランスでマスタードと言えばブルゴーニュ地方の都市ディジョンですが、実際問題、どうやってディジョンで作られているのでしょう?

Paris_Dijon02.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 スーパーの売り場に並ぶマスタードの数々。ディジョン・マスタードはフランスで三番目に人気のマスタードだそうです。

 そこで気になるのが、ディジョンのマスタードは本当にディジョンで作られているのか?です。

 こちらはブルゴーニュ地方のとある辛子畑。この黄色い花が数ヶ月もすれば小さな実をつけます。それが辛子の種です。

 この1ミリほどの極小の種がマスタードの原料になるのですが、なんと生産量の70%はカナダからの輸入だそうです!

 ええっ、うちには原産国フランスと書かれた2種類のディジョン・マスタードがありますが、原料はカナダ産か???

 「トランサビリティーの問題で、ここで生産しているものはカナダからのものより15%ほど高くなってしまうんです」と辛子の生産者。

 しかし、カナダ産の種を使いながらデョジョン・マスタードなどと言って売っていいんでしょうか?

 違法にはならないそうです。なぜなら、原産地呼称の保護の対象になっていないからだとか。

 「ディジョン・マスタードは、ディジョンに昔から伝わる方法で作られます。ただ、この方法さえ守っていればどこででも作ることができるんです。ですから、なんとなく海賊版を作られているような感じなんです」と、ディジョンのマスタードメーカーの経営者。

 この方、今の状況を打破すべく、100%ブルゴーニュ地方で生産された芥子の種を使った新しいマスタードを作り始めました。

 「アリゴテ種のブドウで作られた白ワイン、水、塩を加え、しばらくタンクの中で寝かせます」

 それから臼で種を潰して出来上がったのが新生ディジョン・マスタードです。

 このマスタードは原産地呼称制度のIGPによって保護されています。よって、このマスタードはこの地域でしか作られないマスタードです。

 同じ200グラムでも他のマスタードに比べて0.5ユーロ高いそうですが、その分、お味の方はワンランク上だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、スーパーで素敵な女の子発見。お近づきになりたいものの根が奥手。話しかけるのに思わず出た言葉が『マスタードはお好きですか?』

VDM(Vie de Merde)より



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