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松ぼっくりトレイン5 [プロヴァンス地方]

 プロヴァンス地方のローカル線 “松ぼっくりトレイン” の旅シリーズも最後になりました。

 今回は前回のメアイユからニース方向へと逆に戻って13駅目、時間にして約50分のところにある村トゥエ=シュル=ヴァール(Touët-sur-Var)を訪ねます(紫印)。

traindespignes.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 松ぼっくりトレインには全部で51の駅があり、ニースとディーニュ=レ=バンを約3時間25分で走ります。

 ニース発、ディーニュ=レ=バン発がそれぞれ4本ずつ。どれも各駅停車。

 「毎回、小さな駅に止まるので次はどんなところなのかなと楽しみになります。これが車だったら通り過ぎてしまうと思いますね」と女性。

 山の上に階段状に並んだ家々。面白そうなところなので降りてみましょう。

 ここがトゥエ=シュル=ヴァール村です。あの上り坂だらけの村に向かう前に、まずはパン屋さんに寄って腹ごしらえです。

 何やら古そうな釜戸・・・。出来てから100年になるそうです。普通のオーブンで焼いたパンとはまた違ったパンになるそうです。

 ここは数ヶ月前に開店したばかりのパン屋さんですが、すぐに売り切れてしまうそうです。

 美味しいパンをいただいてエネルギーの補給が完了。早速、上へと向かいましょう。

 「下から見ると数軒の家が立っているだけの村に見えますが、実際に中に入るとたくさんの家が立ち並び、無数の路地が張り巡らされていることがわかります」とクリスティーヌさん。

 幾つかの玄関の扉にはアーティストが絵を描いています。クリスティーヌさんのお気に入りはこの絵。村の絵が描かれてあります。

 クリスティーヌさんはこの村の生まれ。そしてこの教会で結婚しました。

 なんとこの教会、川の上をまたがるように建てられています。ためしに床をはがしてみると・・・下が見えます。

 「怖がることないですよ。もう何十年も前からこの状態で、結婚式や洗礼式でなんにもの人たちが上を歩いてますからね」

 そしてミサの席には家族のメームプレートが貼り付けられています。村人の指定席なんですね。

 「うちの一族は400年前からこの村に住んでいます。フランソワ1世の時代まで遡りますよ」と村人。

 さて、村の観光スポットの一つは村役場。ここには歴代のフランス大統領の写真が展示されています。どれも公式用に撮影されたものです。

 こちらはナポレオン3世で1870年の写真です。そして最新のマクロン大統領のもあります。

 「これらを見ると写真技術の進歩もよくわかりますよ」と村長さん。

 一方、村を囲む山々ではヤギが飼育されています。

 「ここの草木がヤギの乳を質の良いものにしてくれるんです」とヤギ飼い。

 その向こうにはプロヴァンスらしいゴツゴツした岩と灌木の山が見えていました。

 絵葉書のような美しい村の眺め。長居したくなりますね。

 終わり。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、彼と別れて2カ月になる。気になるのは、彼が新しい恋人の写真をSNSにアップしたこと。そこには『付き合って4カ月になる僕の彼女』と書かれてあった・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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