シャランテーズ [メイド・イン・フランス]
昨日登場したガラビの高架橋は、今年で135周年を迎えるそうです。
エッフェル塔より前に作られたようですからエッフェル塔よりは年上なのは当たり前ですが(1884年の完成)、そんな年には見えないくらい美しかったですね。
着工から完成までにかかった時間は4年。当時としては画期的な速さだったようです。
工事に雇われた労働者の中には200人ほどのイタリア人が含まれていたそうです。主に石工として働いていたとか。
危険な工事で死者も出たようです。高架橋の美しいパノラマの写真は→こちら。
現在、ユネスコの世界遺産登録を目指しているらしい。
さて、欧州では先週の土曜日から日曜日にかけて1時間早まって夏時間に変わりましたが、欧州議会は、この時間変更を2021年に終了することを正式に承認しました。
終了は来年かと思っていたら再来年になったようです。その後、どの時間帯を採用するかは各国の裁量で決めるようですが、どっちにしても少なくとも今の夏時間は10月まで続きます。
しかし、夏時間が始まったとはいえ、冬と春が同居しているような状況。油断すると身体が冷えて風邪を引き込まないとも限りません。
そんなわけで、この履物はまだまだ手放せません。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それはこの室内履き。フランスではパントゥッフルと言いますが、特にフランス西南部のシャラント県でつくられるパントゥッフルは “シャランテーズ” と呼ばれ、高品質の特産品として知られています。
この “シャランテーズ” が、この度、IGP(保護地理的表示)を獲得したそうです。
ということは、この地域で作られたパントゥッフルでなくては “シャランテーズ” という名称を使って売ることはできなくなりました。
「シャラント県に、気の利いた、心地のいい履物ができたというのは本当にいいことだと思いますよ」と男性。
「ええ、うちに一足持ってますよ。クリスマスのプレゼントで家族からもらったものです」と別の男性。
シャラント県の製造会社5社がIGPを申請し、それが認められたということのようです。
これからは安心して本物の “シャランテーズ” のパントゥフルを買うことができるようになります。
「シャランテーズは手作りで品質がいいですから私の誇りです」と女性工員。
本物のシャランテーズは裏返しのまま仕立てられます。そして最後にこんな風にくるっとひっくり返して完成です。
年間500,000足のシャランテーズが製造されるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、飛び回るハエを叩き落そうとしたら、パントゥッフルが手から離れて窓から外に飛び出していった。ライオンの顔のついたパントゥッフル、未だに外に拾いに行くことができない」
VDM(Vie de Merde)より
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