温泉保養 [ローヌ=アルプ地方]
昨日の朝、通勤電車の中から線路の土手を見ていたら、紫陽花の花が咲き始めているのを発見!
水色で涼しげ。でも雨の季節が始まるなあと思っていたら、午後からは気温がぐんぐん上がって、梅雨を通り越してもう夏でした。
5月からこの調子では本物の夏が思いやられます。夏、そんなに早く来なくていいよ。
それはさておき、フランスには、日本ほどではありませんが、それなりの数の温泉施設があります。
今日は、フランス南西部のブルジェ湖のほとりにある温泉保養地エクス=レ=バン(Aix-les-Bains)を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
あちらの皆さんは温泉に入る時は水着姿。なんだか高齢者が多いですね。
しかも、のんびり浸かるというより、トレーニングしている雰囲気。
この施設にはプールが11面、処置室が200室あるそうです。収容人数は2,500人。かなり大きな施設ですね。
維持管理は地下室で行われています。
どうも、掛け流しじゃなさそうです。循環式?温度は37度に保たれているとか。水を足しているとかなんとかおっしゃってます。熱いのを覚ますためなのか・・・。
何れにしても37度では体を温めるというような目的で運営されているとは思えません。
ハイシーズンになると、1500㎥の温泉水が必要になるそうです。2リットルのペットボトルなら75万本分。バスタブなら10,000台分。
源泉はどこにあるんでしょ?
こちらのタンク11台に温泉水が蓄えられているそうです。ああ、やっぱり掛け流しじゃないですねえ。
でもフランスではそういうのは気にしないらしい。どっちかというと温泉の成分の方が大事。
この温泉水は、地下2000メートルのところから汲み上げているのだそうです。
そしてお客様がお見えになる前に、ラボの方が毎日水質を検査しているとか。
その間に、タオルやバスローブの準備も同時に行われます。
朝の9時、受付が始まりました。皆さん、手には1日のケアプログラム。
「私のプログラムは、泥治療、ウォーターセラピー、マッサージです」と女性。
泥治療は人気のケアだそうです。温泉水を混ぜた泥で体を覆うらしい。
「泥の温度は45度〜48度です」と担当者。
45度はともかくとして48度はちょっと熱すぎるような・・・。この泥ケア、痛みやリューマチに効くそうです。
この泥も地下の管理維持室で製造しているようです。
そして後片付けもなかなか大変です。毎日9トンもの洗濯物が出るそうです。従業員の数は60名ほど。
美味しいものを食べて、裸で熱めの掛け流しの温泉に浸かって「はあぁぁ〜〜」なんてやっている日本の温泉とはちょっと違ってました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、隣の奴が、うちの玄関マットで、泥のついた靴をきれいに拭いて、何事もなかったように自分のうちに帰って行ったのを、俺は見てしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
2019-05-25 00:00
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