地中海の塩 [フランスのグルメ]
箱根の源泉かけ流し露天風呂に入ってきました。
これから梅雨があけ夏になると、露天風呂はしばらく入れないですねえ。
去年の夏、猛暑の中、露天風呂に入って酷い目にあいました。湯船の中も外も熱くて、さっさと冷房の効いた部屋に逃げ込んだのでした。
次は秋になってからが良さそうです。
暑いといえば、予報によると来週のフランスは酷暑に見舞われるようです。気温は35℃〜40℃にも達するとか。旅行の予定のある方はご用心。
さて、わが家では、料理の味に深みが出るのでフランス西部のゲランドで作られている塩を使っていますが、フランス南部のオード県でも塩作りが行われており、その歴史は古代にまで遡るそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
400ヘクタールにもわたって塩田が広がっています。ピンク色の塩水は海の水の10倍もの濃度があるそうです。
「ここで働くのは楽しいですよ。事務所の中にいたらこの風景は味わえませんからね」と男性。
スコップでピンク色の塩水をさらうと、白い塩が出てきました。手に取ってみると結晶ができているのがわかります。
夜の間に冷たくなった塩水が太陽の光で温められて結晶ができるのだそうです。この現象、一年のうち夏のある時期だけにしか起きません。
塩作りは手作業。昔からこの方法で行われてきたそうです。
ピンク色は藻の色。肉眼では見えないくらい極小の藻だそうです。ひょっとしてフラミンゴのピンク色はこの藻からきているのかも。
塩田のピンクと緑色のカゴの取り合わせが印象的。塩の入ったカゴを乗せて運ぶ船も緑色。塩の結晶には藻は入り込んでないようです。
こちらはその塩を販売しているお店。結晶になったやや粗めの塩はフルール・ドゥ・セル(fleur de sel)(塩の花)と呼ばれています。
「この塩をひとつまみ料理に加えると本当に美味しくなります。素晴らしい塩ですよ」
その感じ、よくわかります。ゲランドの塩を使うと、料理が美味しくなるんですよねえ〜。ここの塩も一度使ってみたいものです。
「私はトマトサラダやある種の野菜にこの塩を振りかけます。そうするとカリカリっとして美味しいんですよ」と別の男性。
「私はヴォワグラに使います」と女性。
「鴨肉に使ってます。網焼きにしたのにとても良く合うんです」と別の女性。
お値段の方はどれくらいかというと、1キロ当たり最低でも15ユーロするそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ボスが親切にもコーヒーを買ってきてくれた。しかし、僕は砂糖と間違えてを入れてしまった。気を悪くされては困ると思い、彼女の前で全部飲み干した」
VDM(Vie de Merde)より
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