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地方名の商品化 [トピックニュース]

 朝晩は涼しくなったとは言え、9月に入っても最高気温が30℃を超える日がありそうで、うんざりですねえ〜。夏服がまだまだ活躍しそうです。

 さて、最近のフランスでは、地方名の入った様々なグッズの製作・販売が盛んだそうです。

Paris_Nice.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはニースのショッピングセンター。

 売っているのは “コート・ダジュール” の文字の入ったグッズの数々。ポスター、チョコレート、Tシャツ。それに、なんとスクーターもあります。

 「この文字を見ると、太陽とプロヴァンスがすぐに頭に浮かんでワクワクしてきます」と男性。

 グッズの値段は、下は5ユーロ、上は200ユーロまで。どれもすべてコート・ダジュール地方で作られているそうです。

 「消費者の皆さんは、商品の質にその地方独特のものを求めています」と女性。

 その流れを察知してか、コート・ダジュールだけでなく、パリ、サヴォワ、南フランス等々、様々な地方の名前を使った商品が開発されています。

 「これはマントンのレモンのリキュールです」と女性。

 確かに、単なるレモンのリキュールではなく、マントンのレモンのリキュールを買いたくなります。

 こちらの工房では、このリキュールを使ってチョコレートを作っています。はじめはニースだけだったのが今ではフランス全土で売られるようになりました。

 パッケージにはコート・ダジュールの文字。

 ただし、この文字、ただで使っていいわけではありません。売り上げの10%を観光委員会に支払わなくてはなりません。

 そのおかげで、昨年度は550,000ユーロが委員会の懐に入りました。このお金は、観光のプロモーション費用として使われるそうです。

 「例えば春先に1ユーロを投資したとすると、その後それが30ユーロになって戻ってくるんです」と委員会の方。

 30倍になって戻ってくるなんてすごい!

 この、地方の名前を商品化するという手法を50年も前から実行してきたのが首都パリです。

 その一つが、この工場で作られる陶器。

 「カナダ、アメリカ、メキシコ、韓国などに輸出しています。パリという文字が入っているとよく売れます。特にアジアでは人気です」と工場の方。

 この工場、小さな会社ですが200年も前から続いている老舗。パリ関連の商品で売り上げが20%増加したそうです。

 定番のエッフェル塔ですが、こんな感じのものならちょっと欲しいかなと思ってしまいます。

 お値段の方は、他のに比べて15%ほど割高。このコーヒーカップとソーサーのセットは1客で3000円か4000円くらいするようです。

 このうちの10%くらいをパリ市がもらっていくんでしょうねえ。

 この商品化でパリ市は、1200万ユーロあまりの収益を得ているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ベッドに入る前に、カップに安眠のためのお茶を入れて飲もうとしたら、新品のMacBookの上にこぼしてしまった。おかげで一晩中眠れなかった [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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