暖炉とストーブ 1 [ラングドック=ルシヨン地方]
今日から4回のシリーズでフランス各地にある暖炉やストーブを紹介します。
第一回目の今日は、フランス南部のセヴェンヌ地方にある大きな暖炉を訪ねます。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2020年1月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはガール県ジェネラック(青印)。今日はこの家にある暖炉を見せてもらいます。
屋根の上にはこんな煙突があります。その下にあるのが、この暖炉。壁全体が暖炉になっているようです。すごいですね。
「薪の炎や、静けさの中に時々パチパチと跳ねる音が聞こえてくるのが好きなんです。ずっと見ていると面白いですよ」とこの家の主。
暖炉の火を起こすのに頭を下げて縮こまる必要はありません。お隣には石焼釜もあります。
「熱せられた石で火を通すんです。大昔、一月に一回ここでパンを焼いていたそうです」
これだけ炎が上がっていたら部屋の中は暖かいでしょうねえ〜。
日本だったら、コタツに入ってみかんを食べるですが、こちらは暖炉の前で焼き栗を食べるようです。もちろん栗は暖炉の火で焼きます。
これだけの暖炉を冬の間中使うとなると、かなりの薪が必要になります。庭にはたくさんの薪が用意してあります。
次は海から少し奥まったところにあるル・ポン=ドゥ=モンヴェールにやってきました(赤印)。
夜になって、こちらのお宅を訪ねました。大きなテーブルのあるリビングに、屋台のような大きな暖炉が設えてありました。
“暖炉の前で温まる”と言いますが、この感じだと、“暖炉の中で温まる”って感じですねえ。
人間だけではありません。ワンちゃんもいます。
しかし、あまり火に近づくと大変な目に合いそうです。
「ここは猫が寝そべるのに理想的な場所なんですが、ある時、毛が燃えだして猛烈な勢いで逃げ出したそうです」
暖炉の炎は遠い感じがしますが、油断していると近くにまで届いてくるようです。
暖炉の上には肉???どうもそうらしい。スモークしているのかな?
こちらの暖炉は15世紀頃に作られたものだそうです。そして様々な歴史の局面で隠れ家として使われていたこともあります。
昔からこんな風に暖炉の前で家族が一緒に食事をしていたのでしょうね。
屋根の上に作られた煙突からは煙が上がっていました。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が暖炉に火をつけた。それも私が大事に取っておいた息子の誕生日の古新聞で」
VDM(Vie de Merde)より
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