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最も美しい通り2 [アルザス地方]

 シリーズの二回目は、アルザス地方の小さな村リクヴィール(Riquewihr)のメインストリートを歩いてみましょう。

Paris_Riquewihr2.jpg

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

bellerue02.jpg

 ヴォージュ山脈の麓にあるリクヴィール。ここも歴史の流れが止まったよう。でも、前回のコルドとは異なり、平地にしっかりと根を下ろした村です。

 メインストリートのドゴール将軍通り(rue du Général de Gaulle)にはコロンバージュと呼ばれる木組みの家々が並びます。

 「素晴らしいのは色です。何も付け加える必要はないくらいに溢れています」と画家のヴェロニクさん。

 ヴェロニクさんがリクヴィールを描くとこんな感じになります。カラフルですね。

 「リクヴィールは先の大戦で爆撃を受けることがなかったので、17世紀〜19世紀の建物がそのまま残っているんです」

 通り沿いの建物や昔風の様々な看板から村の歴史を知ることができます。

 「この通りには旅籠が並んでいました。そのオーナーがワイン樽製造業者やグルメだったんです。グルメと言っても美食家のことではなく、昔は、ワインの交易を担当していた官吏を指す言葉だったんです。彼らなしにはリクヴィールのワインは存在しなかったと言っていいでしょう」と観光ガイド。

 それならぜひとも通りにあるワイン蔵でワインをいただきましょう。こちらは数あるワイン蔵の一つ。白ワイン、美味しそうですねえ〜。

 リクヴィールは四方をブドウ畑に囲まれた村。しかも場所によって味も風味も異なるワインになるそうです。

 こちらはブドウ畑。冬の間は剪定の作業が欠かせません。

 そして村にはワインに関わるこんな仕事をする職人さんもいます。作ってるのはアルザス地方伝統のカットグラス。

 「うちは祖父の代にはすでにこの仕事をしていました。その技術を継承して製造を続けています。この建物も古くて400年ほど前に建てられたものです」と職人さん。

 古い建物は手入れが行き届いているせいか、どれも歴史を感じさせながらも今でも十分に利用出来る丈夫な家に見えます。

 そしてアルザス地方のスペシャリテがこのシュクルート。こちらのお店では昔ながらのレシピで作っています。

 こんな色のシュクルートは初めて見ました。緑色をしているのは、どうもハーブが入っているかららしい。ハムやベーコンは一緒に煮込むのではなく焼いてますね。

 一方、こちらはジャム屋さん。親子でジャムを作っているそうです。

 「祖父や祖母の時代から作ってきたジャムです。二人は味見をしてはこんな風に『美味しいねえ〜』と言ってました」と父。

 アルザス地方の小さな村のメインストリートは歴史と多様性に溢れた通りでした。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、過呼吸で救急病院に運ばれた。ジャムの蓋を開けようと頑張りすぎたせいだ。自分で閉めた蓋なのに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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