最も美しい通り1 [ラングドック=ルシヨン地方]
今日から4回のシリーズで、特色のあるフランスの通りを訪ねます。
第一回目の今日は、フランス南部の小さな村コルド=シュル=シエル(Cordes-sur-Ciel)の通りを歩いてみましょう。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここがコルド=シュル=シエル村。文字どおり天空の村です(シエルは空)。一番高いところが標高320メートル。
中世のまま時間が止まったように見えます。そんな村のメインストリートがこのレモン7世大通り。
「上り坂です。一番上まで続いてますよ」とジョゼファーさん。
生まれてからこの歳になるまでずっとこの村で暮らしてきました。
かなりの急勾配で息が上がってきたみたい。大丈夫かな。フランスでも一二を争う坂道らしい。
坂の途中に民族楽器を持ったカップルがいました。この地方に伝わる古い楽器で演奏してくれました。
音楽を聴いていると、ますます中世に迷い込んだ気分になります。
時計のある門までやってきました。ジョゼファーさんのお宅はこの近くにあるらしい。こちらは大通り沿いの革細工の工房です。
「約20年ほど前にこの村を訪れた時、一目で大好きになり、その1ヶ月後にはここに引っ越してました」と職人さん。
ジョゼファーさんとも顔なじみのようです。作業風景も絵になります。
さてそろそろ村で一番高いところにやってきました。観光客が少ないなと思っていたら、いらっしゃいました。こちらのカップル。
「通りも壁の一部ですね」と女性。
「この通り沿いの方々が数世紀前の時代に暮らしてるように見えて素晴らしいですね」と別の男性。
「この時期、観光客が少ないからとてもいいですね」と女性観光客。
村にはかつての繁栄をうかがわせるような立派建物が残されています。中世の素朴な装飾もあれば、13世紀から15世紀にかけてもゴシック様式のものもあります。
一方、こちらはナイフ職人の工房です。
「昔はこのような携帯ナイフはありませんでした。この周辺地域で徐々に作られるようになり、一つの産業になりました」と職人さん。
そして、坂を上ったところに砂糖博物館があります。ここは村で一番古い建物の一つだそうです。中では実演も行われていました。
「17世紀によく使われていた材料は、アーモンド、砂糖、卵白でした。当時はアーモンドが豊作で、村の名物になっていました」
全部を混ぜ合わせてオーブに入れると、こんな具合にこんがり焼けていました。
夕日に輝く村は、やっぱり中世そのものでした。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、心臓外科で初めて研修医として働くことになった。患者さんが朝食を摂るのを補助しているとコーヒーが運ばれてきた。僕は患者さんに言った。『お砂糖は?』患者さんは糖尿病だった・・・
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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