都会から田舎に移動 [トピックニュース]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。こんな時だからこそ、楽しい旅の話題にしたかったのですが、どこもここもコロナウィルス一色。致し方なしです。
さて、フランスの公共テレビ放送のネットニュースによると、救急医療における病床数は日本がトップなんだそうです。次が韓国、三番目がドイツ。興味のある方は→こちら。
元になっている指数は、人口1000人当たりの救急医療の病床数で、この数字を基にランク付けされています。
日本の場合は、7.79床、フランスは3.09床。
記事によれば、上位3か国はコロナウィルスの死者の増加速度を抑制できているグループに属しており、下位のイタリア、スペイン、英国、フランスは抑制できていないグループに位置しているとか。
救急患者が大勢いた場合は、病床数が多ければ、その分、治療を受けられる人数も多くなりますから、妥当な分析かもしれません。
それはさておき、特段の理由なき外出が禁止になる直前の月曜日、フランス西部にあるレ島(Île de Ré)には、本土から大勢の人々が押し寄せたそうです。

下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2020年3月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはレ島の救急病院です。感染の疑いのある人たちを受け入れるための準備の真っ最中。
というのも、レ島に別荘を持つ都会の人々が自然の中で安全に過ごすためにやってきたからです。その車の数は1000台余り。
「ここなら週末の休暇と隔離の二つを同時にやれますからね。例えばビーチを歩いたり自転車に乗ったり」と男性。
こちらの家族は月曜日にパリから島にやってきました。パリのアパートから出られない人たちとは大違いですねえ。こんなことして大丈夫なんでしょうか?
「文句を言っている人たちがいるのは知ってます。でも規則をきちんと守ってるんですよ」とパリから来た母親。
「家族全員でビーチを散策しているのを見てびっくりしたことがあります。私は一人で離れて歩いてますよ」と地元の女性。
そんなわけで、憲兵のパトロールが強化されました。そして、ビーチを歩いたりサイクリングロードを走ったりするのを禁止するという厳しい対策を取るべく議員が動いているそうです。
都市部からやってくる人と地元の人との温度差があって、少々困った状況になってますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルス対策で外出禁止の中、ランチのお寿司を配達にやってきた。寿司の入った箱をドアの前に起き、後ろに下がって離れるという約束だ。住民がドアを開け、僕の動きを確かめると、サメの形のおもちゃのピストルを僕に突きつけながら、箱を引き取りドアを閉めた・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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