30ユーロで晩ご飯100 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
あのシリーズがやっと戻ってきました!
お約束は、30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ること。
今回チャレンジしてくれるのはパリ6区に自身のお店を持つ女性シェフのエレーヌさん。もちろんミシュランの星を獲得しています。
さてどんな料理を作ってくれるんでしょうか?
では、スタート!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
シェフとはパリの地下鉄の駅レンヌにある市場で待ち合わせ。
買い物カゴを抱えた普通の主婦みたいな方が今回のチャレンジャーです。
「せっかくですから私の出身地であるランド県の郷土料理を春の野菜の使いながら作りたいと思います」とエレーヌさん。
では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんへ。どうやらメイン料理はガスコーニュ地方のガルビュールと呼ばれるスープのようです。
ホワイトアスパラガス、ズッキーニ、ネギ、ジャガイモ、インゲン、ニンジン、カブを購入。
さらに、シェフのお気に入りのルバーブも追加。デザートに使うそうです。
感染対策でお店とお客さんの間は透明のビニールのカーテンで仕切られています。
前菜の材料もここで仕入れます。アイエ(まだ成長前のニンニク)、パセリ、エストランゴン。
野菜を全部合わせると合計で17.92ユーロ。残りは12.08ユーロ。
次はメイン料理のガルビュールに欠かせない食材、鴨のコンフィを購入。これが6.90ユーロ、残りは5.18ユーロ。
最後は乳製品のお店にやってきました。生クリームと玉子6個で、4.84ユーロ。
手元に残ったのは・・・わずかに0.34ユーロ。見事予算内で収まりました。
では調理の開始!
まずはメインのスープ。
野菜の皮をむいて適当なサイズに切ったら水を張った鍋に入れて火にかけます。その間にアスパラガスの皮をむいて斜めにスライス。
鴨のコンフィーはオーブンに入れて周りをカリッと焼き、鍋の野菜が適度の柔らかさになったことを確認してからスープに入れます。
1時間ほどコトコト煮たら、最後にカブの葉っぱを入れます。彩りも鮮やかなスープになりました。
次は前菜。
ハーブのソースにゆで玉子をのせたらアイエ・スープをかけて出来上がり。
最後はデザート。まずはルバーブをスライス。玉子、小麦粉、砂糖、牛乳で生地を作り型に流し込んだらルバーブを加えます。これをオーブンで焼いたら出来上がり。
ガルビュールは冬のスープですが、ホワイトアスパラなど旬の野菜を使って、春を感じさせるスープになりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の両親と一緒に住んでいる。ゆえに私が食事を作った。義父の反応はこうだった。『とっても美味しいよ。でも、もう同じものは作らないでくれたまえ』」
VDM(Vie de Merde)より
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