週末はル・マン周辺で [パリから週末旅]
日曜日恒例の週末旅が戻ってきました。
今回は24時間耐久レースで有名なル・マン(Le Mans)とその周辺を旅します。
パリからは高速列車で1時間。どんな旅になるんでしょう?
では出発!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ル・マンと言えば、やはりカーレース。
こちらはあの耐久レースの行われるサーキット(青印)。今年は来週末に無観客で開催されるようですが、お先にコースを体験してみましょう。
手袋をしてヘルメットをかぶり、乗り込んだのはゴーカート。一般人にもコースを楽しんでもらえるようにと用意されているそうです。
「アイルトン・セナやミハエル・シューマッハも走った伝説のサーキットですよ」と関係者の方。
レース気分を堪能したら、次はル・マンの歴史を感じさせる場所へ行ってみましょう。
ここはシテ・プランタジュネと呼ばれる旧市街(赤印)。城壁はガロ・ロマン時代に作られたもの。
「これはローマ帝国時代の城壁ですが、これほどまでにいい状態で残っているのは大変珍しいです」
おかげで、ここは様々な映画のロケ地になりました。
「特にこの通りでは数多くの映画やテレビドラマの撮影が行われました」
ル・マンってそういう街だったんですね。知らなかった〜。
「思っていた街のイメージとはまるで違っていて驚きました」とバカンス客。
「中世の路地がこんなにたくさんあるところに来たのは始めてです」とその息子。
今晩の宿も、やはり中世を感じさせる建物にあります。
「ここは司祭の邸宅だった建物です。建てられたのは12世紀で、通りから少し中に入り込んでいるのが特徴です」と宿の方。
12世紀と言えば、ゴシック建築の大聖堂が次々に作られた時代でした。
お部屋はこんな感じで、一泊朝食付きで75ユーロだそうです。
そろそろお腹が空いてきました。最近できたショッピングモールでお昼をいただきましょう(緑印)。
最近できたとはいっても、そこは元修道院。200年も前から一般人が中に入ることは出来なかった場所です。しかも修道院のあとは監獄として使われていたとか。
元修道院だけあって回廊が美しいですね。中庭は飲食店のテラスとして使われています。
こちらのイタリアンレストランでランチを頂いたあとは、郊外へと向かいましょう。
ひとたび街を離れるとこんな広大な森が広がっていました。ここの散策は乗合馬車で。料金は5ユーロ。
馬車のおかげで農園の中にも自由に入ることが出来ます。夏休み中の家族連れには最適な見学コース。
そろそろ宿に戻る時間です。夜の帳が降りる頃、旧市街ではプロジェクションマッピングのイベントが開催されていました。
ちょっと得した気分で眠りにつくことができました。
翌朝は、サルト川にそってハイキング。高いところでは2000メートルの山もあり、自然の風景を満喫することができます。そして、川ではカヌーを楽しむことも出来ます。
ル・マンの週末旅は想像以上に盛りだくさんでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家族で映画を見に来た。母によると僕たちは、 ”ボヘミアン・ラプーチン” を観ているらしかった・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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