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村の名は一文字 [トピックニュース]

 昨日、いつものように人の少ないうちにと夕方5時少し前に家を出て、歩いて2分のところにあるジムのプールで泳いできた。

 このところ平日のこの時間は空いている。入れ違いに人が出て行き、4レーンあるプールに私一人きり。30分ほど泳いで出ようとした時、入れ違いに一人入ってきた。

 いつもこんなだといいなと思いつつ脱衣所で着替えようとした時、水着を裏表に着ていたことに気がついた!ひゃあ〜。

 しかし、裏も表もほとんど一緒の水着。裏に着てしまうとメーカーの名前が見えなくなるけど、そんなこと誰も気づきはしない。

 というわけでほっとしたのだった。やれやれ。

 それはともかく、本日は、フランスで最も短い名前の村のお話。どんな名前かと言えば・・・。

Paris_Y.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20201125.jpg

 その名は、Y。たったこれだけ。しかし、なんと発音すればいいのか・・・。

 「『イ』です」と男性。

 「イグレックじゃなくで単に『イ』だけですか?」とリポーター。

 「イグレックじゃなく『イ』です」と女性。

 ちなみにフランス語で アルファベットの”Y" はイグレックと呼びます。

 それならこの村に住む人のことはなんと呼べばいいんでしょ?

 「イプシロニアン(Ypsilonien)です」と女性。

 もちろんこれは男性形。女性の場合はイプシロニエンヌ(Ypsilonienne)。

 代々この村で暮らしてきた一族もいて、ダイナスティと呼ばれているとか。

 「私は新入りですよ。ここにきて15年にしかならないですから」とエレーヌさん。

 この方、人口85人のこの村で唯一のお店を経営しているそうです。子どもたちをバスで学校に送り出したあと、店に案内してくれました。

 ここではネットで注文に受けて洋服やアクセサリーを作っているそうです。その時、問題になるのがお店の住所。入力すると短すぎるとエラーになるとか。仕方がないので2文字スペースをあけて ”Y" を入力するとうまくいくらしい。

 試しに取材班のカーナビに ”Y" を入力してみると・・・何も出てきません。

 念のため村役場を訪ねてみました。確かに、フランスで一文字だけの自治体はここだけだそうです。しかし、全く同じ名前の自治体が、7336キロ離れたアメリカにあります。ここも ”Y" 。

 フランスのこの地にイ村ができたのは1241年。領主の名前が ”Y" だったそうです。観光誘致のために最近になってつけた名前なんじゃないの〜なんて思っていたらとんでもなかったです。長い歴史のある名前でした。

 そう言えば、日本にも短い名前の自治体がありました。それが津。『イ』というのもすごいけど、『ツ』というのもかなりなもんです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、フーガスという名のわが家のニワトリを探して村中を駆け回ったが、無駄だった。それもそのはず、フーガスは家の鶏小屋で静かに私の帰りを待っていた」

VDM(Vie de Merde)より


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