週末はリールで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北部フランドル地方の大都市リール(Lille)を旅します。パリからは高速列車で80分ほど。
地図でみると目と鼻の先はベルギー。どんなところなんでしょう?
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
上空から見ると、やはり大都市ですね。
まずは、リールという名前の由来を求めて小さなボートで散策です。
この一帯は沼地で、かつてのリールは島(île)(イル)だったそうです。ああ、それでか。冠詞をつけると ”l'île” となり ”リール” と読む。
「この水のおかげでリールは発展を遂げたのです。この水を利用してざまざまな原料、コットン、羊毛などが船で運ばれていたんです」と船頭兼ガイドさん。
こちらは港。かつてはここでたくさんの船が荷物をのせたりおろしたりしていたのでしょう。
さて、ここでボートを降りて上陸。
リールのあるノール県には1000年も前から街を見守ってきた塔がいくつもあります。中でも一番高いのがリールにあるこの塔(青印)。高さは104メートル。
とは言っても作られたのは20世紀になってからのこと。2つの対戦の間、1929年から1931年の間のことでした。
アールデコとルネッサンスとフランドルが一つになったような塔は威厳があります。早速登ってみましょう。おっ、階段を登るようです。
1950年にはここに初めてのテレビ用スタジオが設置されたそうです。最上階からの眺めは爽快です。
この塔の足元に見えるのがパリ門です(赤印)。ここから自転車タクシーに乗って街を散策しましょう。料金は二人で36ユーロ。
オペラ座(緑印)や2つ目の塔を眺めながらグラン・プラス(こげ茶印)にやってきました。ギルド風の建物が周りを囲んでいます。金色の4人の女性像が人目を引きます。そして中心には大きな噴水。
次は世界最古のお菓子屋さんに行ってみましょう(オレンジ印)。
重々しい扉を開いて迎えてくれました。中で作られているのが、ゴーフル。中にはバニラクリームが挟んであります。その秘伝の作り方は18世紀から少しも変わっていないそうです。美味しそう。食べてみたい!
さてそろそろ今晩の宿へとむかいましょう。どんどん森の中へと入っていきます。今晩泊まるのはこのツリーハウス(黄緑印)。4人宿泊できて、キッチン付き。テラスで朝食を取ることもできます。
さあ、リビングでのんびりしましょう。パソコンがあればいながらにしてライブ演奏を楽しむことができます。
というのも、リール国立交響楽団が土曜日の夜にネットでライブ配信をしているからです。コロナ禍で劇場での演奏会は開催できませんが、ネットなら大丈夫。演奏家にとっても視聴者にとってもありがたい方法です。
翌朝は、ランニングシューズに履き替えて、小高い山へと向かいましょう。どうもここには鉄道が走っていたようです。
頂上からは塔からの眺めとまた違ったリールの姿が見えてきます。
最後はリールの美しい夜の風景でお別れです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人たちを食事に招待した。ちょっとがんばってテーブルに貝や小さなボートや砂を置いて海のように飾ったら、うちのニャンがトイレと間違えた」
VDM(Vie de Merde)より
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