週末はブルージュで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はベルギーの古都ブルージュを旅します。パリからは高速列車で2時間半あまり。
日本からのベルギー観光ツアーなら必ず含まれる世界遺産の都市ブルージュ。
では出発!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブルージュの旅は市内に張り巡らされた運河から始まります。
オフシーズンの上にコロナ禍で観光客の姿はみえません。いつもなら観光客で満席の観光ボートがいくつも運河の上を往復しているはずですが、静まり返っています。おかげで岸辺の建物をじっくりと眺めることができそうです。
「ブルージュの運河にはレンガ造りの橋がたくさんかかっています。その中には中世からのものも残っています」とガイドさん。
運河をあとにしてちょっと変わったところに行ってみましょう。そこはブルージュで唯一残っているビール醸造所(青印)。ここから3キロほど北西に行ったところにある瓶詰め工場まで、ビールを運ぶパイプラインが地下に作られているとか。このパイプラインで1時間に4000リットルのビールが運ばれているそうです。
次は馬車に乗って街を一巡りしてみましょう。約1時間のツアーで50ユーロ。馬車を引いているお馬さんの名前はナポレオン。古い建物の並ぶ道を通り抜け見えてきたのが聖母教会(赤印)。
「教会はレンガの手作りです。中にはミケランジェロの聖母子像があります」
次に馬車が止まってくれた場所が、ベギン会修道院(緑印)。ここを見学するときは、おしゃべりは厳禁。この建物と中庭は1245年に作られたそうです。入り口近くには小さな博物館があり、中世末期のベギン会独特の暮らしを知ることができるそうです。
次は少し高いところに行ってみましょう。そこはブルージュの鐘楼(水色印)。少し傾いている珍しい鐘楼です。高さは83メートル。366段の階段を上がってみましょう。入場料は10ユーロ足らず。
上へ行くに連れ狭くなっていく階段。途中にこんな部屋がありました。カリヨンの演奏室。なんだか複雑・・・。その仕組もかなり複雑。鐘と操作盤が針金でつながっているようです。
それを横目にどんどん上がっていくと屋上に到着。360度の眺望を楽しむことができます。
さて、ブルージュの名物と言えばチョコレート。ちょっと変わったチョコを食べさせてくれる老舗に行ってみましょう(こげ茶印)。
「こちらはオニオン味、ビーツ味です」
チョコレートにはとても合いそうにないお味。旅人さんが味見してましたがどうなんでしょう?どうもジュースにしてチョコレートと組み合わせたようです。それはともかく、普通のチョコは美味しいらしい。
「ブルージュでは指折りの美味しいチョコレートのお店ですよ」と女性客。
次は自転車を借りて街の外れにある公園に行ってみましょう(黄緑印)。ここには古い風車が残っています。500年前は25台ありましたが現在は4台のみ。
さて、今晩の宿は中心街から少し離れたこちらのホテル。「ジャック・ブレル」という名前のついたお部屋に通されました。ジャック・ブレルはベルギー生まれでフランスで活躍したシャンソン歌手。窓を開けると運河の夜景が広がっていました。
翌朝はブルージュから北へ25キロほどのところにある自然公園に行ってみましょう(グレー印)。ここは鳥たちにとって空港みたいな場所。つまり様々な国から飛んできた鳥たちが羽を休め、また目的地に向かって飛び立っていく場所らしい。
「海藻や貝やエビなど餌が豊富なんです。鳥たちのとってはレストランみたいな場所です」とガイドさん。
人間のような邪魔者もいないからゆっくりできそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、居間の窓ガラスを鳥が突くのでどうにかしたほうが良いとママに言ったら、紙に『ガラスに注意!』と書いて窓に貼り付けた
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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