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冬のアルデッシュ渓谷 [ローヌ=アルプ地方]

 なんとなく衣服をよそ行きと普段着に分けている。

 このコロナ禍でもっぱら普段着が活躍し、よそ行きの出番が極端に減った。で、よそ行きも普段着にして着てしまえば良いという結論になったのだが、なんだか抵抗があって着られない。

 在宅でシコシコ仕事するのにスーツ着るか???オンライン会議だって適当なもの着てごまかしているのに・・・。結局、なかなか一歩が踏み出せない。

 さて、本日はフランス南部のアルデッシュ川渓谷を訪ねてみましょう。夏は大勢の観光客で賑わいますが、冬の渓谷はまた違った姿をみせてくれます。

Paris_GArdeche.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年12月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これが夏の渓谷。カヌーやカヤックを楽しむ人たちで一杯です。

 一方、こちらは今の渓谷。荒々しい姿に見えるのは気のせい?

 こちらの男性は2012年のカヤック世界チャンピオンのカンタンさん。水温は10℃。冬はトレーニングに理想的だそうです。

 空から見た渓谷。すごいところですね。

 カンタンさん、アルデッシュ川を一人下っていきます。目の前に見えるのはポン・ダルク(Pont d'arc)。アルク橋という意味ですが、人が作った橋ではありません。こんな風景の中で週に30時間ほどカヤックを走らせます。

 一方、こちらは写真家のマチューさん。未明に岩山を登り始めました。明るくなる頃にはこんな眺めを堪能することができます。秋以降、毎日のように目にする光景です。

 そして出会うのは観光客ではなく野生の動物たち。あらぁ〜、すごいところにいらっしゃったんですね。

 冬の渓谷を覆っているのは静けさ。こちらは渓谷沿いの村ラゴルス(Lagorce)。通りを歩く人の姿はありません。

 どこからかハンマーの音が聞こえてきました。行ってみると、そこはシルヴァンさんのナイフ工房。夏は気温が35℃まで上がるので、冬の間に作業をして、できたナイフを夏に観光客に販売するそうです。

 さて、渓谷沿いには大きな洞窟もあります。ここはショヴェ洞窟。約32,000年ほど前に描かれたと言われる見事な壁画があります。貴重な遺跡です。

 地上は当時を再現した展示室になっています。観光客のいない今がクーニングに最適。マンモスをきれいにするのはなかなか大変な作業です。

 アルデッシュの雄大な自然は何度見ても印象的です。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、屋外で凍えていた鳥を保護した翌日、自然の中に戻してやったら、お礼にフンをひっかけられた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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