コート・ダジュール名物 ソッカ [フランスの郷土料理]
ソッカ
(Socca)
ひよこ豆の粉で作った生地を、錫メッキされた丸い銅のフライパンのようなものにのせて焼き上げたもの。まもなく映画祭の始まるカンヌの隣にあるニースにこんな食べ物がありました。
パリ→ニース(列車で5時間40分、飛行機なら1時間半)
その起源ははっきりとは分かっていませんが、エジプト→イタリア→南フランスと伝わって来たのではないかと言われています。そう言えばひよこ豆のことをエジプト豆ともいいますね。
イタリアからフランスに伝わって来たのは19世紀のこと。ナポレオン軍によって連れてこられたジェノバの大工たちが持ち込んだと考えられています。そして、料理としてニースで普及したのは20世紀になってからのことでした。テレザという名前の女が、かまどのついた屋台でソッカを売り始めたのです。当時の労働者たちは小さな丸いパンにこのソッカをはさんで食べていたそうです。
現在のソッカは、食前酒のつまみとして、またちょっとお腹が空いて何かつまみたくなった時などに、出来立ての熱々にコショウをふって、ナイフやフォークは使わず手で食べるのだそうです。食感は、上はかりっとして下はふんわり。う〜む、食べてみたいですね。
ニースにはこのソッカを専門に食べさせてくれるChez Pipoというお店があります。下記のサイトをのぞいてみてください。フランス語のみですが、写真がたくさんあります。
開店したのが1920年。あと10年で100周年という老舗です。
はじめましてデスゥ
豆粉だったら「香ばしい」と思いますが、、、んん、、食べて見たいデス~♫
by の (2010-05-11 23:01)