消えた“愛の南京錠” [トピックニュース]
昨日(5月12日)、セーヌ川の橋の一つポンデザール(Pont des Arts)の手すりに掛けられていた何百という数の南京錠が、知らないうちになくなるという事件が起きた。
ん?何百という数の南京錠???
この南京錠、恋人たちが残していったもの。イタリア人旅行者の話では、これはイタリアの小説に端を発しているという。小説の中には、主人公のカップルが、ローマ近郊の橋にある街灯に二人の名前を書いた南京錠を掛け、口づけを交わしながら鍵を川に投げ捨てるというシーンがあるらしい。時間のある方は下記のサイトをご覧ください。詳しく出ています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミルヴィオ橋
2006年後半からブームと化したこの儀式、ローマやパリだけではなく、ベニス、フィレンツェ、ヴェローナ、果てはモスクワ、キエフにまで広がっているそうです。(日本にも届いているかどうかは不明)
ポンデザール(向こうに見えるのはシテ島) 上から見たところ
愛の南京錠
パリ市は、国の文化財保護という観点から南京錠が問題になっていたことは認めたものの、今回の事件については関与を否定。これだけの量の南京錠を取り除くにはそれなりの時間と労力が必要だったはず。それなのに未だに誰の仕業なのか分かっていません。
現在、かろうじて数個の南京錠が残っているそうです。そのうちの一番大きなものには「Danny & Krista 永遠に愛し合う」と書かれてあるそうです。
やきもちを焼いた誰かの蛮行(?)だったのかも。
ご訪問とナイス、ありがとうございました。これだけたくさんの南京錠を短時間で外せるなんて、共通の合鍵でも持っていたんですかね!?
by opas10 (2010-05-15 12:06)
opas10さん
こちらこそ、たくさんのナイスありがとうございます。
まさかペンチでガキガキっとやったとは思えませんよね。同じ鍵でわりに簡単に空いてしまうのかも。
by carotte (2010-05-15 13:34)