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ブルターニュ地方の島 その1 〜 ベル・イル 〜 [フランスの島々]

ベル・イル

(Belle-Île)


Paris_Belle-ile.jpg  

                        パリ→オーレー(Auray)→キブロン(Quiberon)

              (列車とバスを乗り継いで約5時間)

        キブロン→ベル・イルのル・パレ港(船で45分)


 要塞ホテルのある島ベル・イルについては以前のブログで紹介しましたが(→こちら)、まったく別の楽しみ方がありました。キャンプをしながら島をハイキングします。
Belleile.jpg

 全長90キロのハイキングコースを5日かけて踏破します。テントと寝袋を背負って歩くのは大変ですが、荒々しくも美しい島の自然を満喫するには理想的です。

 島の面積が84㎢ですから、だいたい伊豆大島と同じくらいの大きさです。入り組んだ海岸線は断崖絶壁になっているところが多いようですが、ほっとするような砂浜が広がっている場所もあります。また、漁業がさかんだった頃には魚の缶詰工場がありましたが、今では民宿(gîte (ジット))に姿を変えました。


 映像は→こちら(約3分半、冒頭にCMあり)


 この島には画家モネが滞在し、海の絵を描いているそうですが、それのより詳しい映像が→こちら(約7分半。絵と実際の風景を見比べることができます。


 1886年9月12日、モネはベル・イルにやってきます。数日だけ滞在する予定だったのですが、島の自然がモネにインスピレーションをもたらし、結局、滞在は2ヶ月半に及びました。その間、39枚の作品(油絵とデッサン)を描いています。モネは荒々しい自然という初めての題材に苦労したそうですが、大聖堂や睡蓮などのようにシリーズで絵を描き始めたのはこのベル・イルが最初だそうです。


 モネの海の絵は画家たちの間で評判になり、それ以来、様々な画家がこの島を訪れるようになりました。まだ無名だった青年マチスが友人にあてた手紙の中で「この島なら傑作が描ける」と言ったそうです。


 時間と興味のある方は下記のビデオをご覧ください。自転車でツーリングしている気分になれます。




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コメント 4

RobertCole

フランスかぁ~
いつかまた行ってみたいです
それまではこちらで勉強させてもらいます

13日のブイヤベース、食事前なので堪えました(笑
by RobertCole (2010-06-20 11:17) 

opas10

「傑作が書ける島」、日本だったら役場が大々的に宣伝するところですね(笑)
by opas10 (2010-06-20 13:18) 

carotte

RobertColeさん

いろいろなことを調べながらこのブログを書いているので、私も勉強している感じです。(勉強は勉強でも、楽しい勉強です。)
ブイヤベース、おいしそうですよね。画像をクリックすると本物が目の前に出て来るなんてことができるといいのに。
by carotte (2010-06-20 22:57) 

carotte

opas10さん

きっとやるでしょう。村おこし!!!とかなんとか言って。
フランスもやらないわけじゃないみたいですが、手法がちょっと違ってるような気がします。
by carotte (2010-06-20 23:07) 

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