地中海地方の料理 その4 [フランスの郷土料理]
シリーズ4回目は、バジル、にんにく、オリーブ油、塩で作ったソースpistou(ピストゥ)を使った夏のスープsoupe au pistou(スープ・オ・ピストゥ)です。そして、おいしいお菓子も登場します。
このシェフのピストゥには、刻んだバジル、にんにく、松の実、トマト、パルメザンチーズ、オリーブ油が入っています。すり鉢でよくすりつぶしたらソースの完成です。
スープは、この地方の野菜、ジャガイモ、インゲン豆、パスタを使って作ります。
スープを皿に取り、ここにピストゥを加えれば出来上がりですが、ここではさらに新鮮な天然物の鱸をかりっと焼いてのせます。冷たいスープと暖かい鱸が絶妙な調和を生み出しているそうです。
映像は→こちら
このレストランでは、この他に、グリルしたアスパラガスとクルミのポレンタ、サマートリュフ添えサラダ、タコ料理など、南仏ならではのメニューが揃っているそうです。
そしてデザートには、カラメルソースのフルーツ・ポワレ(火を通したフルーツ)と甘草入りアイスクリームか、下記写真のタルト・トロペジエンヌをどうぞ。
映像の冒頭にも出て来たタルト・トロペジエンヌは、ポーランド出身のパン屋さんアレクサンドル・ミカがその生みの親。彼は故郷で作られていたクリーム入りお菓子をサン・トロペで作って売っていました。
1950年代半ば、サン・トロペではロジェ・ヴァディム監督の「素直な悪女」の撮影が行われていました。この撮影隊のために食事を用意していたのがこのパン屋さん。そのうちこのパン屋さんの作るお菓子が人気になり、きちんとした名前を付けた方がいいという話になります。映画の主役だったブリジット・バルドーが「タルト・ド・サン・トロペ」はどうかと提案します。それをヒントに最終的に「タルト・トロペジエンヌ」に決まったのだそうです。
いつも美味しそうなお料理を紹介してくださいますね。
スープ•オ•ピストゥ、とても美味しそうですね。野菜のお味と塩、
オリーブオイル。いいですねぇ。
by orange (2010-07-10 00:58)
かりっと焼いた鱸が美味しそうですね~。スライスのトリュフも!!
by opas10 (2010-07-10 11:58)
orangeさん
ピストゥは自分でも作れそうな気が........。その流れでスープもできないかなあ、と思ったりしてます。
by carotte (2010-07-10 15:51)
opas10さん
はい、鱸もトリュフもおいしそうです。
それに、なんと言ってもまな板にのった鱸の姿が美しい!
by carotte (2010-07-10 15:55)
soupe au pistou うまそうですね。
映像拝見、フランス語は分かりませんが、グルメの国ですね。
御訪問とコメントありがとうございます。 よろしくお願いします。
by Jetstream777 (2010-07-10 19:17)
Jetstream777さん
こちらこそ、ご訪問とコメントありがとうございます。
本当においしそうですよね。フランス人の食に対する探究心はもとより、ちょっとした誇りさえ感じます。
よろしかったらどうぞまたお出で下さい。
by carotte (2010-07-10 22:10)