12月のごちそう その3 〜トリュフ〜 [フランスのグルメ]
今日のごちそうは、黒いダイヤモンドとも言われる、トリュフ。
トリュフ
(truffe)
今回は、二つのトリュフ市を訪ねます。
まずはヴォクルーズ県カルパントラの市。
カルパントラの人口は800人ほど。
なんとこの市が生まれたのは1155年のこと。フランスでもっとも古いトリュフ市です。
11月後半から3月末までの毎週金曜日の午前中に開かれます。初日はわりにリーズナブルな価格で、1キロ当たり200~300ユーロで売られているそうです。
映像は→こちら
映像は、11月19日の初日の様子です。今年一番早いトリュフ市ですが、初日より少し待ってからの方が良いと言う人もいました。そうかと言って、遅すぎるのもダメ。クリスマス直前になるとぐっと値上がりするそうです。年末には2000ユーロ(日本円で23万ほど)にまではね上がったトリュフもあるとか。
いくつかお料理も登場しました。トリュフのたっぷりかかったフォワグラ、ぐっとシンプルにオムレツやじゃがいもに混ぜたものなど。
次は、ロット県のラルバンクのトリュフ市です。
ラルバンクの人口は約1400人。
村のメインストリートで、12月の第一火曜日から3月の中旬まで、毎週火曜日に開かれます。
まず、午後2時から一般の小売り、その30分後に卸売りが始まります。
笛の合図が鳴ったら売買の開始です。それまではロープ越しに会話を交わしていた売り手と買手が自由に交渉を開始します。
映像は→こちら
こちらは1キロあたり平均で500ユーロ。この日一日で60キロ以上のトリュフが売れたそうです。
ジャガイモにおしみなく削り落としている光景が
素晴らしいですね。本場の味と香りを楽しんでみたいものです。
森は食材の宝庫ですね。だから自然を大切にしようという気持ちも
生まれるのかと…
by orange (2010-12-11 23:45)
orangeさん
森がなければ食べ物はどうにもならないですね。
トリュフをあんな風に使えるのは、はやり産地だからなんでしょう。
私が食べたのは、何かの料理にぱらぱらとかかっているくらいのトリュフ。どんな風味だったのかおぼろげです。^^;
by carotte (2010-12-12 00:03)
carotteさん、中国産のトリュフは価格が非常に安いそうです。香りでは劣るようです。
アルカンのトリュフのページを見ていたら、黒トリュフは、夏・秋・冬の3つに分類されていました。冬トリュフが‘黒いダイアモンド’と呼ばれるのですね。知らないことがいっぱいあります。
http://www.arcane-jp.com/products/c_f_t/chair_t.html
by wattana (2010-12-12 08:13)
wattanaさん
トリュフも奥が深いですね。
日々の生活で使うような食材ではないので、知ってるようで知らないことが多いです。
きっと冬トリュフの香りがいちばん良いのかもしれません。
by carotte (2010-12-12 08:41)
ボイルしたポテトにふんだんにトリュフを削り落したサインプルな一皿がとても魅力的です。お客がみんな香りをかいで品定めをしているカットのあとで犬の鼻をアップにした画が出てきたのには笑いました。
by opas10 (2010-12-12 11:51)
opas10さん
技能の面から言えば、犬の方が上でしょうね ^^;
あちらのポテトがまた美味しいんですよ。あれにトリュフが入るとどんな味になるんでしょうねえ〜。一度食べてみたいものです。
by carotte (2010-12-12 16:41)