12月のごちそう その9 〜コルシカ島南部のコース料理〜 [フランスのグルメ]
今回は、おばあちゃんが娘と孫に伝える伝統的なコルシカ島の料理です。
作り方を見せてくれるのはメインの料理。子やぎのグリルとパンチェッタ巻き鳥の串焼きです。
家の暖炉を使って料理が始まります。指揮を執るのは、84歳になるリナおばあちゃん。娘のマリー=オディールさんと孫のカティアさんが実行部隊。
子やぎは香草と塩で味付けしたら、暖炉でグリルします。
また、メルル(merle)と呼ばれる鳥を、パッチェッタで巻いたら串に刺し、ギンバイカの実のジュースをかけながら、これも暖炉で焼きます。
そして、食卓は、西洋やまももの枝、松の枝、ギンバイカの枝、日本のみかんのようなオレンジで飾り付けされます。
映像は→こちら
鳥の串焼きには独特のやり方があるようです。子やぎの肉が焼けたところで、その脂身の脂を紙に吸わせて、その紙を燃やしながら滴り落ちる脂をかけて行き、紙が燃え終わると出来上がりです。適度の脂をたらすのがポイントだそうです。
今日のメニューは下記の通り。
前菜:生ハムか、豚の頭からとった肉(あご、耳、タンなど)をベースに作られたフロマージュ・ドゥ・テットと呼ばれるテリーヌ
メイン:子やぎのグリルとパンチェッタ巻き鳥の串焼き
デザート:ブローチ・チーズ(Brocciu)
お祝いのときは、たいていこんな感じで食事をするそうです。
Brocciuチーズ
Brocciuは、羊と山羊の乳で作られたフレッシュチーズで、AOCを獲得しています。ここでは、ブランデーでフランベして食べていました。
山羊のチーズ、"ブローチ"美味しそうですね。
いいですね。暖炉の火で調理をしながらいただくのも。
先日のサンタマリアノヴェーラ。梅田大丸で行きましたよ。
丁度、贈答品を探していたのでミルクソープ2個発送してもらいました。
フレグランスの瓶の多さに驚きです。
by orange (2010-12-23 01:02)
carotteさん、おはようございます。
メルル (クロウタ鳥)はツグミ科の鳥なんですね。禁猟になっていないのかと心配になりましたが、フロマージュ・ド・テート、子山羊のグリル、クロウタ鳥の串焼きという料理の流れ、私がよく利用するビストロのシェフが好みそうな内容です。このビストロで、メルルではないと思いますが、ツグミ科の鳥が入ったリエットを今週初めに食べました。
by wattana (2010-12-23 06:54)
orangeさん
おお、あのお店に行かれたんですね。そんなにたくさんのフレグランスが置いてあるんですか。私も、年内に渋谷か東京駅のどちらかに行ってみます。
ほんとにチーズがおいしそうなんですよお〜。フランベして食べるとなると、どんな感じなんでしょうねえ。食べてみたいです。
by carotte (2010-12-23 08:30)
wattanaさん、おはようございます。
メルルという鳥を食べる話は初めて知りました。小さい鳥ですが、丸ごと焼いて食べるところはワイルドですね。果実の汁をかけているので、肉自体になにか臭みがあるのかもしれません。どんな味なのか、やはり一度食べてみたいです。
今回のはフランス料理の基本構成が良く分かるスタイルでした。どれもこれもおいしそうなものばかり。^^
by carotte (2010-12-23 09:00)
コメント
by Conny (2010-12-25 08:47)