バチカンの舞台裏 その1 〜 全体のつくり 〜 [バチカン市国]
今週日曜日4月24日は復活祭。キリスト教徒にとって大事な祭日の一つです。そこで、知ってるようで知らない、カトリック教会の総本山バチカンの舞台裏を5回シリーズで紹介します。
第一回目は、全体のつくりを大まかに見て行きます。
その面積は44ヘクタール、人口は950人ほど。現在の教皇ベネディクト16世を含めると、これまでの教皇の数は265人。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年4月18日放送)
ご存知のとおり、バチカンは独立した一つの主権国家です。
領地の半分が緑に覆われ、大聖堂が1/4を、管理事務所と美術館が残りの1/4を占めています。なんと大聖堂は60,000人も収容することができるそうです。
美術館の入場料が国家の主な収入源だそうですが、そのほとんどが人件費に消えて行くそうです。バチカンで働いている人の数は2,600人ほど。皆、外国人労働者、つまりバチカンの外からやって来る労働者です。
バチカンは自身のラジオ局を持ち、40カ国語で放送しているそうです。日本語はあるんでしょうか???
また、電話の受付はコンピュータ化され、すべて女性が担当しています。
通過はユーロ。かつてはバチカン・リラでしたが、他のEU諸国と同時にユーロに変わりました。そして、独自のユーロ硬貨を鋳造しています。
また、郵便局もあって、すぐ隣のイタリアよりずっと信頼できるとか。
空港はありませんが、ヘリポートがあります。また、イタリアの鉄道網につながる列車の駅もありますが、駅として機能するのは年2回だけだそうです。
次回は、ベネディクト16世の一日を紹介します。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夜中に隣人が大音量でCDを聞き始めた。しかも、そのCDは『マリアさまに…..』とか『我らの父よ…..』とか、延々とお祈りを録音したものだった。私自身も教会に通う信者だが、不眠症になったのではクリスチャンの隣人愛もおしまいだ」
VDM (Vie de merde)より
バチカンへは2度行きました。故中川氏の前と後です。最近の映画のロケに使われていますね。今後のブログも楽しみです。よろしく。
by t-toshi (2011-04-22 10:12)
t-toshiさん
あの事件の前と後ですね。
私はだいぶ前に一度だけ行ったことがあります。
知っていて知らないことがわりにあるので、この番組は私も楽しみにしています。
by carotte (2011-04-22 17:03)
国家収入のほとんどが美術館の入場料って、驚きでした!それとイタリアよりも郵便局が信頼できる、ってかなり笑えました。
by opas10 (2011-04-23 18:07)
opas10さん
どう考えても美術館の入場料だけでやっていけるとは思えません。ヤミ献金があるに違いない!^^;
by carotte (2011-04-23 21:22)