コレーズ県の宿 その5 〜 邸宅の宿 〜 [フランスのお宿]
シリーズ最後の宿は、前回のテュレンヌから北西へ8キロほどの村ノアイユにあります。
下記地図の紫色のところです。
ノアイユは人口800人ほどの小さな村。ここに、かつての司祭の邸宅を修復して宿を営んでいる夫婦がいます。
ご主人によれば、宿の庭を見れば、客室がどんな具合かすぐ分かるとのこと。よって庭の手入れに手を抜くことができません。
一方、奥様の担当は料理。この日は、名物のレモン風味のマドレーヌを作っていました。
10年前にご主人と知り合い、宿泊施設になりそうな建物を探して、ここを見つけたそうです。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年6月10日に放送)
16世紀頃に作られた建物はそれほどいたんではいなかったようですが、修復には6ヶ月がかかったそうです。
ご主人のジルダスさん、現役時代は歴史的建造物の修復をしていたそうで、この手の仕事はお手のもの。天井の梁に合わせて壁板を切り抜くためにチェーンソーを使ったそうです。
そして、部屋の中は高級感ただようインテリアになっています。
この日は、3組のカップルが週末を過ごしにやって来ていました。このうちの一組は、昨年、新婚旅行でこの宿に泊まった時の印象が良かったので、また泊まりに来たのだそうです。
木製のバルコニーは昔からこの建物にあったもの。
宿の入り口
上記ストリートビューを右に移動すると、宿Manoir de Chapelierの庭を少しのぞくことができます。プールが備えてあるようですが、うっすらと雪をかぶった風景の中ではちょっと寒そうです。
番組の中でご主人が手入れをしていた木は、スペインから持って来たオリーブだそうです。
宿名のところに宿のサイトをリンクしましたが、今現在は休止中のようです。再開されるまでは→こちら
シーズンオフなら二人で一泊85〜95ユーロ。ハイシーズンは135ユーロ。いずれも朝食込み。夕食は一人29ユーロ。
興味のある方はこちらの映像もご覧下さい。SPAもあるとかで、ゴージャスなジャグジー風呂が備えてあるようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕のクラスは全部で31名。つまり15組のカップル+僕です」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、こんにちは。
いつ、そして、どこなのかはっきり覚えていないのですが、たぶん10年以上前にブルターニュを車で移動途中に、ある村でかなり遅いランチをとりました。宿泊設備があり、石を積みあげて建てた建物で、今回の映像に出てきた建物に近かったと思います。そこで食べたパンが美味しかったことが今でも鮮明に記憶に残っています。お腹がすいていたからかもしれませんが、フランスのパンってこんなにも美味しいのだと思いました。こういうフランスの地方にある個人経営の宿泊施設を見ると、ゆっくりとフランスの地方廻りをしたいなと思います。
by wattana (2011-06-18 16:53)
wattanaさん、こんばんは。
フランスでもおいしくないパンはありますね。wattanaさんが行かれたところはパンに気を使っているところだったかもしれません。日本人がおいしいお米にこだわるのと同じですね。
こういう部屋数の少ない宿(3部屋しかない)でやっていけるのかなと思ったりしますが、引退後の趣味に近い仕事のような気がします。それとも、頻繁に休暇を取るフランス人ゆえになりたつ仕事なのでしょうか?
ここは評判のいい宿のようで、ベスト20位以内に入っているらしいです。
by carotte (2011-06-18 19:49)
結構こじんまりした宿なんですね。最後のシーン、食堂が思いのほか小さいのが意外でした。
by opas10 (2011-06-19 20:48)
opas10さん
カップルで泊まっても3部屋なので最大6人ですね。こじんまりです。部屋のインテリアは奥様の趣味のような感じしますね。
by carotte (2011-06-19 23:10)