すずめ蜂ホイホイ

　8月〜９月にかけて活動がピークになるというすずめ蜂ですが、近年、フランスでもこのすずめ蜂の被害が増えているそうです。

 

　そこで、うまい駆除法を発明した人に会うため、フランスのTV局TF1の取材班が、フランス南部のオート＝ガロンヌ県の町カスタネ＝トロゾンを訪ねました。

 

 

 

 

　本日の捕獲高は390匹！

 

　３週間前から毎日、こんな風にすずめ蜂が捕まります。そのわけは.........

 

　ラウルさんの作った、入り口あって出口なしの館“すずめ蜂ホイホイ”のおかげ。

 

　下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局TF1で2011年9月28日に放送）(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら） 

 

　屋根はガラス張り。部屋は２つ。中にはおやつの蜂蜜とオイル・サーディンがたっぷり用意してあります。

 

　その匂いにつられて、ひとたび金網の穴から入ったら最後、二度と外には出られません。

 

　すずめ蜂はやがてそのまま死んでしまいます。中にはしぶとく生き残るのもいますが、その場合は金網からお湯を注入。

 

　このご夫婦、今年の夏の始め頃からすずめ蜂に悩まされるようになり、庭の手入れもままならなくなりました。

 

　アジア原産のこの種のすずめ蜂がフランスに入って来たのは2004年のこと。

 

　陶器の積み込まれたコンテナとともに中国から入ってきました。

 

　最初にフランスで棲息が確認されたのが、このオート＝ガロンヌ。やがてフランス南部全体へと広がって行ったそうです。

 

　89歳になるラウルさんは養蜂家。それもこの業界ではかなりの重鎮。このままではまずいと思い、この仕掛けを思いつきました。

 

　以来、役場だけでなくあちこちから相談が殺到しているそうです。

 

　皆さん、あれこれ試していたようですが、ラウルさんのようにはうまく行かなかったようです。

 

 

 

 

＊＊＊＊＊＊＊＊　フランス人のつぶやき　＊＊＊＊＊＊＊

「今日、部屋にすずめ蜂が入って来た。洋服ダンスに逃げ込んだのはいいが、30秒ごとにぶんぶん言わせながら飛び回っている。もうかれこれ30分も閉じ込められたままだ」

 

VDM (Vie de merde)より

タグ：フランス南部 すずめ蜂の駆除 養蜂家の発明

コメント 4

ハチに出合ったら、騒がず静かに（私は石になった）していることです。平然と殺虫剤をかけると撃退できます。・・・これは私の対処法です。
by t-toshi (2011-10-09 12:17) 

あんな大きなスズメ蜂が普通にブンブン飛んでいたんじゃあ恐ろしくってうかつに外に出られませんね。しかも一日であんなに！とはいえ、同時に巣も駆除しないと個体数はそんなに急激に減らないはずです。
by opas10 (2011-10-09 14:12) 

t-toshiさん
石になって、動かず、騒がず、静かにですね。
しかし、あの恐ろしいスズメ蜂をみつけて冷静でいられるかどうか......。
by carotte (2011-10-09 17:35) 

opas10さん
そうなんです、元を絶たないとダメなんですよ。なんだかやっぱりゴキブリと同じような気がしてきてなりません ^^;
でもゴキブリより何倍も危険ですよね。
by carotte (2011-10-09 17:37)