馬の老人ホーム [トピックニュース]
冬の寒さが身にしみる今日この頃。本日は少し心温まる話を選んでみました。
大切な式典や行事で、人間と一緒に要人の警護にあたるフランス共和国親衛隊の馬たち。
年を取れば馬たちにも引退の時がやってきます。
そんな馬たちが静かに余生を送る施設があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年12月10日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
この“馬の老人ホーム”を運営しているのがAssociation Lyne Geuroult。
もう22年も前から親衛隊の馬を引き取っています。
1992年からは公益団体として国の認可も受けていますが、運営費はすべて個人の財産や寄付で賄われているそうです。
通常、親衛隊の馬たちがリストラになると、屠殺場に送られるか、血清を作るためにパストゥール研究所に送られるか、肉屋の競りにかけられるそうです。
お国のために働いたわりにはあまり報われない最期。
それではあまりにかわいそうだと、1988年、Geuroult夫婦はこの馬たちを受け入れる施設を作りました。
当初は4頭でしたが、今では72頭がここで暮らしています。
馬たちの日課はと言えば、朝8時に厩舎を出て、3~4時間ほど外で散歩(その間に係員が厩舎を掃除)。
昼には厩舎にもどり新鮮な草(または干し草)と水のランチをいただき、午後2時からはボディーのお手入れ。
ごちそうの夕食を取ったら一日が無事終わります。
人間を背中に乗せて厳しい訓練や労働に従事することはいっさいありません。
そして、何かの時には獣医さんも駆けつけてくれます。
身体に磨きをかけてもらっていた白馬は、1991年にホームにやってきました。来年には31歳になるそうです。人間だったら90歳くらいでしょうか?
引退してここにやってきた馬の中には、自由な環境の中で2度目の青春を楽しむ馬もいるとか。
役目を終えた馬たちの余生を過ごす場…素晴らしいことですね。最後に出てきた白い馬は表情が穏やかな感じがしましたが、人間で言うと90くらいと聞いて・・・幸せなな余生を送って年を重ねた故のあの表情なのかと思いました。・・・親衛隊の馬なのかわからないですが、7月14日のパレードに出る馬たちは素晴らしいと聞きました。またエコールミリテールにはグランゼコールの乗馬クラスがあって習うことができるそうなのであそこにも馬たちがいるんでしょうね。フランスでは街中で馬で警備したりも見かけますし結構馬は働いていますね。
by yuzuhane (2011-12-18 23:50)
yuzuhaneさん、おはようございます。
このご夫婦は馬が好きなんでしょうね。72頭も引き受けるとなると大変そうです。厩務員を雇ったりエサ代もかかりますし......。やはり愛情がないとできないですね。あの白い馬は年を重ねただけあって風格がありました。ここに来られた馬は幸せです。エコールミリテールの馬は見たことないのですが、馬場は一度だけ遠くから見たことがあります。近くのユネスコのビルのレストランから見えました。馬場があるということは馬もいるということですね。地上からはよく分からないですね。
by carotte (2011-12-19 10:21)
ポワティエのイルミネーションで、路面を光が走っていたのが印象的でした。白色発光LEDのイルミネーションが普及してから、どこの街でも青っぽい光が主流になっていますね。
by opas10 (2011-12-23 15:03)
opas10さん
なかなか凝ったイルミネーションでした。路面を動いていた光りはどんな仕組みになってるんでしょうね?確かに青白いものが多くなりました。
by carotte (2011-12-23 21:18)