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冬の郷土料理 その3 〜ブーフ・ブルギーニョン〜 [フランスの郷土料理]

 シリーズの三回目は、ブルゴーニュ地方の煮込み料理ブーフ・ブルギーニョン。

 

 去年の調査でフランス人の好きな料理の第7位に輝きました。

 

 本日は、ボーヌの主婦バベットさんが作ってくれます。

 

 この料理、何度か紹介していますが、一般家庭で作られるのは初めて。


Paris_Beaune.jpg
 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年1月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 いつものようにおいしいお肉を仕入れにお肉屋さんへ。

 

 ブーフ・ブルギーニョンを作りたいと言えば、ちょうどいいところを選んで(すね肉の上の部分)、そのまま料理できるように切って売ってくれます。総重量は2キロ。

 

 野菜も入手して、いざ厨房へ。

 

 まずは野菜の準備。ニンジン、マッシュルーム、玉ねぎ、そしてブーケガルニ。

 

 野菜の用意ができたら次はお肉。

 

 バベットさんは、まず鍋で生のベーコンを炒め脂を出します。

 

 普通の油ではなく、ベーコンの脂を使うようです。

 

 脂が出てしまったベーコンを取り出し、肉を焼きます。

 

 回りがこんがり焼けたら野菜を加え炒めます。

 

 次に赤ワインをたっぷり注ぎ、最低でも2時間、ことこと煮込みます。

 

 楕円の鍋を使っていましたが、これがわりに使い易くて、ウチでも使っています。

 

 さて、この日はお客さまを招待してのお食事会。

 

 匂いに引き付けられ、思わずお鍋のふたを開けてしまう方もいらっしゃいました。

 

 メイン料理が食卓に運ばれて来たら、なんだか幼稚園の子供のような歓迎ぶり。これがブルゴーニュ式???

 

 ブーフ・ブルギーニョンのつけあわせと言えば、パスタかジャガイモかニンジン。

 

 こちらのお宅ではジャガイモのようです。

 

 レストランのシェフが作るブーフ・ブルギーニョンに比べるとずっとシンプルで誰にも作れそうなお料理になっていました。

 

 シェフが作るブーフ・ブルギーニョンに興味のある方は過去記事をどうぞ→こちら


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日は、カーニバルの日。ドーンという音が聞こえたので花火かと思ったら、なんと電子レンジの中でブーブ・ブルギーニョンが爆発していた」

 

VDM (Vie de merde)より



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wattana

carotte さん、おはようございます。
日本のレストランで、ブーフ・ブルギーニョンを試したことがありますが、ボーヌで食べたそれとはずいぶん違いました。ところで、今回の映像では、精肉店名が出てきませんでした。気になったので、お店の扉に載っていた Gravelais を頼りに検索してみました。その結果、映像に出てきた精肉店は、Boucherie Gravelais (6 Rue Faubourg St Nicolas)ではないかと思われます。城壁の外、聖ニコラス門近くにある精肉店ですが、ストリートビューで見ると、店名が違います。2009年3月の画像なので、その後店主が変わったのか、店名変更したのかももしれませんね。それにしても、店主の男性、お肉屋さんというイメージそのものでした。
by wattana (2012-01-29 07:46) 

carotte

wattanaさん、おはようございます。
日本の場合、ビーフシチュー風になっているのがほとんどですね。
お肉屋さん、お調べになりましたか.....。名前が出て来なかったのでこりゃだめだと思ってました。ストリートビューの画像を見ると、ガラス扉のノブのすぐ上にP.Gravelaisと書いてありますね。去年の10月くらいの旅行者のコメントに「ほんとにboucher sympaだった!」とありましたから同一のお肉屋さんみたいです。因にboucher sympaは、直訳すると「親しみのある肉屋」というような意味合いです。
by carotte (2012-01-29 09:48) 

wattana

carotte さん、ストリートビューで、ガラス扉の店名を確認しました。
そういえばボーヌへ行ったとき、聖ニコラス門までは歩いて行きました。
by wattana (2012-01-29 10:04) 

月夜のうずのしゅげ

御無沙汰いたしました。食べ物は人を元気にしてくれますね。
by 月夜のうずのしゅげ (2012-01-29 10:56) 

yuzuhane

ベルギーに行ってから牛肉のビール煮がすっかりお気に入りでよく作ってますが、このワインを使ったブッフブルギニオンもいいですね。結構ワインどぼドぼ入れてました。ルクルゼの鍋?を使っていたのかな?みんなできらきら星みたいな手つきで歌っていましたが、何かのおまじないかな…楽しそうでした。
by yuzuhane (2012-01-29 12:33) 

opas10

おいしい食べ物を前にするとみんな童心に帰っちゃうんですね(笑)。
確かにこれを食べたら、あんな幸せな顔になるよな~(ヨダレ)。
by opas10 (2012-01-29 14:54) 

carotte

月夜のうずのしゅげさん、こんばんは。
ほんとにお久しぶりです。お元気ですか?
はい、食べ物はエネルギーの基ですから、元気にしてくれますよね。
by carotte (2012-01-29 22:11) 

carotte

yuzuhaneさん
この料理、お店で食べたのはかなり濃厚なお味でした。でも、今回のはどろっとしてなくてあっさり目に見えましたね。TF1で一般家庭にお邪魔して料理を作ってもらう時は、たいていルクルーゼのお鍋が登場します。これだけ国内で売れてるとなると、製造の拠点をわざわざ海外に移す必要もないですね。
by carotte (2012-01-29 22:20) 

carotte

opas10さん
食べ物は人の心を惑わしますねえ〜。
あのすね肉のおいしそうなこと.....。量もたっぷりでした。
by carotte (2012-01-29 22:22) 

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