レピーヌ発明賞受賞作品 [パリ]
5月8日は、フランスでは第二次世界大戦の戦勝記念日。
凱旋門で行われたセレモニーで、現大統領のサルコジと次期大統領のオランドが、ともに無名戦士の墓に花輪を捧げました。その映像に興味をある方は→こちら。
二人の大統領が出席するようになったのは、1995年にミッテランが次期大統領のシラクを招待したことから始まったそうです。
そして、理由は分かりませんが、2007年にシラクがサルコジを招待した時、サルコジは辞退したそうです。
サルコジさん、心なしかちょっと元気がなさそうに見えます。
結果がどうであれ、首相のフィヨンが入る隙間もないくらいのスーパーアクティブぶりで仕事をこなす働き者でした。お疲れさまでございました。
とは言うものの、引き継ぎはちょっと先の5月15日の予定です。
次期大統領が決まったところで、次の課題は6月の議会選挙。
今のところ左派は過半数に達していないので、オランドはいわゆる“コアビタシオン”の状況下で国を運営しなければなりません。
そのためには6月の議会選挙が重要になってくるわけです。
政治の話はこれくらいにして、同じ5月8日、先月末から開催されていたパリ見本市が最終日を迎えました。
そして、あのレピーヌ発明賞の受賞作品が発表になりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年5月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
まずは銀賞。
opas10さんが欲しいとおっしゃっていた、あの回転アイロン台です。
アイロンをかける時だけでなく、かけた後にたたむ時も便利だそうです。わりに幅があって、ワイシャツなどぴったり合いそうです。
次は金賞。
蛇口から出る水の量を制御して節水ができる装置です。既存の水道管に取り付け可能だそうです。
どうも、タッチセンターのようなものが扉に設置されていて、膝(?)でタッチすると水が出て来る仕組みになっているようです。その映像に興味のある方は→こちら。
金賞受賞作品は他にもいくつかあります。
その一つが、簡単に運搬できる折りたたみ小屋。3分で開いて、3分で折りたためるそうです。
こちらは全体で3位に入るほどのすぐれた発明品です。
そしてもう一つ、これも金賞受賞作品ですが、オモチャの鳥。
本物の鳥のように羽をばたつかせて飛びます。重さはわずかに8グラム。1秒間に18回羽をばたつかせるそうです。Wi-Fiリモコンで操作できます。
最後も金賞の一つで、KEY BOX。最近、車の共同使用が各地で行われていますが、それ用のボックス。ドライバーに必要なものを全部まとめてこのボックスに入れておくと便利です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、バスティーユにベストを忘れて来てしまった。僕にとっては『今こそ変化を!」だ。ベストを買い替えなくてはならないし、身分証明書も、クレジットカードも、車のキーも、全部変えなくてはならない」
VDM (Vie de merde)より
あのアイロン台、銀賞ですか!フランスにも、自分のようにアイロン掛けで苦労している人が多いんでしょうね~(笑)。しかも折りたたみがあんなにきれいにできるなんて!!すんごい欲しくなりました。そして金賞の鳥、ちゃんと飛ぶのがまたオドロキです。動力源とメカ構造がとても気になります!!
by opas10 (2012-05-13 19:22)
opas10さん
あの回転アイロン台、銀賞とりました。アイロン台にあるラインに合わせるとうまくたためるみたいです。あのオモチャの鳥はどうなってるんでしょう?柱にもぶつからないで飛んでましたよね。
by carotte (2012-05-14 09:22)