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オリンピックのメイド・イン・フランス [トピックニュース]

 7月27日から始まるロンドン・オリンピック。


 このオリンピックで使われる“ある物”がメイド・イン・フランスなのだそうです。


 作っているのは、フランス南東部アルデッシュ県アノネーにある小さな工場。

Paris_Annonay.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年5月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 ある物とは、国旗を支える革のベルト。


 開会式や閉会式で選手が国旗を持って行進する時に使います。


 社長のアランさんが付けてみせてくれました。


 身長に合わせて長さを変えられるようになっています。


 そして、裏にはMADE IN FRANCEの文字がしっかり刻印されています。


 工場は今年80周年を迎えました。


 アランさんが会社として立ち上げてからは40年になります。アランさんのお父さんも革細工職人でした。


 数年前から、英国に近いフランス北部ノール県にある販売会社に革製品を納品していました。


 この革のベルトも毎月40本あまりを作っており、主力製品の一つだそうです。


 3月末、オリンピック事務局から電話があり、このベルト250本を受注したのでした。


 社長の他に従業員は6人という小さな工場。


 ミッシェルさんが裁断したら、マリー=テレーズさんが縫製します。


 ここでは、あのペタンクのボールを入れる容器や、軍向けのカメラや双眼鏡入れなども作っているそうです。


 しかし、これだけ大きなスポーツのイベントに使われる物を作るのは初めてとのこと。


 開会式は全員がテレビの前だそうです。


 入場行進となると、選手のユニフォームや国旗ばかりに目が行ってしまいますが、今回は、このベルトも見てしまいそうな気がします。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ラグビーの試合を見に行った。せっかくなので、応援用の旗を15ユーロで購入した。スタンドに行ってみると、買った旗と同じものがたくさんあるではないか。各座席の上には無料で旗が置かれてあったのだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

一見するとどこででも作れそうですが、開催国の英でなくわざわざフランスに製作を依頼するということは、この会社の技術力が評価されているのでしょうね。開会式の際に注目するポイントが増えました!
by opas10 (2012-06-02 15:03) 

carotte

opas10さん
すごく単純なものでも、積み重ねて来た経験みたいなのが製品に出るんじゃないですかね。ひょっとしてこの形はここ独特のものかもしれません。
by carotte (2012-06-02 21:41) 

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